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周縁にあるがゆえに社会に翻弄される穢れなく愛らしい「こども」たちの姿を描き出す――文学世界の天才たちは、大人になってもこども時代を自身のなかに継続しているのだろうか 諸星典子
「一・五世」のベトナム移民が語る母の物語、そして戦争――戦争にまつわる記憶や歴史に興味をもつすべての読者にとって格好の書 小林富久子
「善と悪の国境地帯」で神を求める女性の愛と苦悩――北アイルランド紛争を遠景として展開する禁断の恋 八幡雅彦
環境社会学という学問の奥深さ、繊細さを教えてくれる一冊――「穢れを否定する思考とはまったく違う生き方」として、穢れとつきあう 倉石一郎
声が、音が、匂いが沸き立って来る――スタジアムで、パブで、ストリートで、「愛と憎しみ」を器用にも同時に体現するサポーターたちが、まだこの世界にはいる 小笠原博毅
動物と人間を愛した動物園長夫妻はナチズムといかに闘ったか――多彩な史料を駆使して再現されるワルシャワの空気 藤原辰史
科学の未来は、マジメとマヌケの間にこそ息づく――「科学実験と笑い」という不思議な取りあわせ 富山由紀子
もうひとつの維新精神史、もうひとつの日本近代史――中也は、実に率直だった 鈴木義昭
「弱者を守る」活動をする弁護士の顔と声が充満――”反貧困ネットワーク”代表が書いた半生の記 宗近藤生
「聞く」「話す」を重視した画期的な韓国語入門書――日本文化の中で生きてきた在日2世が取り組んだ訳業 尹 大辰
洛中洛外図が描いた戦国の京都から変転する時代の様相を読み解く――虚実ないまぜの図様を観るたのしさが生まれてくる 武田恒夫
流浪する複数の目玉――このわずか20年の間に中国という表現空間において何が起こっているのかを、稀有なカタチで伝えている 桜井大造
鮮明な問題意識をもって 「日本文学」概念を再検討する――歴史的な検討に強く依拠しつつも、単なるイデオロギー批判にとどまらない議論を展開 古橋信孝
うちの子に限って…ではない――何が子どもを苦しめてしまうことに繋がるのか 古崎博隆
教育と実存思想との関係は排他的なだけなのか――教育という営みの内包する深い矛盾を論究 諏訪哲二
批評という行為の可能性に迫る――難解なアドルノ思想への格好の入門書 細見和之
トウェインを投機に駆り立てた金メッキ時代に迫る――才気とエネルギーと苦悩に満ちた作家の人間像に光を当てる 丹治めぐみ
吉野文六元外務省アメリカ局長、密約の真相を語る――密約の解明で日米関係の根幹に切り込む
ゾルゲ事件を新たに書き直すための土台――文献資料の発掘や国際研究の成果を盛り込む
「宗教家」を超える存在として人びとの共通言語を模索する「通訳」神父の物語――激動の世紀を生き抜いたユダヤ人神父の軌跡は、様々な人々の様々な物語となって反響しあってゆく 阿部賢一








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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