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祝祭の痕跡をたどる――作品の生成過程を明らかにする学術書ではあるが、それは当時の文化を再構築する営みでもある 岩本和久
続・ロシアの呪縛、ウクライナ苦闘の百年――ウクライナ侵攻によって掘り起こした歴史の地層に照射され、負の歴史を繰り返すプーチンのロシアは“復讐”される 桜井裕三
翻訳‐移動から「オルターモダン」の主体を構成する――美術書‐思想書という放浪=逸脱の実践を果たす 宗近真一郎
〈倫理〉が破綻する時、国家権力が頭をもたげてくる――コロナ禍という時間を「肩から力を抜くことにした」ということへ自分を立たせていくことに思い至った感性に感銘 黒川類
「これからの民俗学」のために――「人と出会い、問いを立てる」ことが、民俗学の現在と未来を包括している 皆川勤
女学生のものがたりを読み解く――中国語圏の現代文学に興味がある人のみならず、同じように奮闘するすべての人たちにエールを送る本 松村志乃
今日のアイヌをめぐる学術と政治の関係――謙虚に学び、互いに尊重し合いながら、言葉を交わすことがアイヌを語る文化となってほしい 坂田美奈子
妖怪学の外側から妖怪学を周縁化――歴史叙述の流れが明確で、分かりやすい読み物になっている 廣田龍平
霧が、雨粒になる日まで――人が人を思う気持ちが、目に見えない世界への扉をひらく きくちゆみこ
娯楽を通じて悲惨な戦後を広く伝える――物理早矢多を主人公としたシリーズの第三作 蔓葉信博
詩的言語批評の再生――豊島重之の演劇がより活発に批評され、研究されるべきだ 山﨑修平
アナキズムの「内容」とは何か――現在においては、直接、国家や政府と対峙していくことより、身近な場所、身近な関係性をどう考えていくかが大きな意味を持つ 久保隆
「年少者」層に注目し「消費社会」自体を考察――読みごたえある重厚な歴史研究 松井広志
底知れぬ恐ろしさと魅力――あらゆる手段を使い、件の正体に迫っていく。その姿は正に「クダン狩り」である 朝里樹
ファック・オフ、やめてやる。――「差異」こそがクールの源泉だった ブレイディみかこ
生理学や神経学など多岐にわたる側面から映画装置を論じる――カートライトとの多角的な対話が生まれることを期待 久保豊
一筋縄ではいかない異色の小説――時空も現実と幻想の垣根も越え際限なく物語が物語を呼んで増殖し膨れあがっていく、奇怪な連鎖反応の渦 中島晶也
二作品を収録した、著者にとって、初の小説集――作者の顔と声が、見えて聞こえてくるような、真摯な言葉たち 村木哲
二重性に切り裂かれる異形のミュージカル映画――レオス・カラックス監督『アネット』 谷昌親
森鴎外という作家像の新たな側面――誰もが知る文豪を中心として、大逆事件と芸術の関係を展開した点に新鮮味がある 嶋田直哉








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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