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オピオイド依存の問題を、地上レベルで捉えようとする執念――きわめて具体的な記述の集合から、問題の実相を慎重に浮かび上がらせる 小平慧
専門性とリーダビリティの両立――本書が、多くの学部生の手に取られますように 下楠昌哉
ソ連という時代に生きていた人びとの「声と体感」――生の声を汲み取ろうとするとき、そこに軽重はない 源貴志
「無気味なもの」の向こう側――批評の「トレンド」に応答しつつも、心理学、現象学、そしてラカン理論に対する著者自身の揺るぎない関心にもとづき、ポーという作家の特異性に焦点を当て、ポー文学の本質とは何かを探究する 福島祥一郎
脱暴力的な地平を想像するために――国民国家が含む二元化の暴力を、新たな観点から考察 内藤千珠子
オブジェの流れと言葉の流れが響き合う――森村泰昌の本気遊びは、ここで本気の本遊びとして発揮されている 篠原資明
沈黙させられてきた者たちの声に耳を傾ける――じっさいに起こった事件をモデルに世に放つ力強い告発小説 林みどり
二重の意味をもつ自己を生きる家族――被害と加害のあいだにある関係性において焦点を結ぶ社会的なるものを透視する 中村正
アガンベンの思考の展開の意義を明らかにする――『ホモ・サケル』シリーズの凝縮しかつ一貫した概説 西谷修
他と往還する開かれた言語空間――会話型ロールプレイングゲーム用シナリオを読む愉しみ 中村俊也
「神なき神学」として発展してきた社会学の臨界にまで迫る野心的な試み――苦難の神義論や救いの約束論という宗教的意味付け、そして後に残された人々の慰霊と追悼のありように着目 金子昭
団地という名の希望――草加松原団地に焦点を合わせた、著者の繊細なまなざしによる分析は、ローカル・コミュニティ論としての独創性と魅力を有している 塚田修一
新しい科学に基づく進化論と聖書は整合的にできているという視点――信仰に誠実な科学者による詳細な説明 田中正躬
希望を持てる絵本を見つけ出せたら――150冊もの絵本による53編の内容は驚くほど多様である 中川素子
ポピュラー音楽の持つ豊潤な文化を解き明かす――音楽からも世界は広がっていく 宮田徹也
軽やかで幸福な言葉が誕生する過程――テクストの深層と言語の表層を往還しながら、ヴァルザーのテクストを読む楽しさを示す 葛西敬之
ただ真っ直ぐに、限界まで、自分自身に挑むこと――山岳ガイドを務めた男たちが生きた山々の物語 関淳子
正確な判断を妨げ得る様々な心理的バイアスや認知的限界を明らかに――司法のみならず、福祉(虐待の発見や対応)、教育(いじめや違反の発見や対応)、事故調査等にも通用する内容で、事実の調査とそれにもとづく判断に携わる人に有益な情報を提供する 仲真紀子
内なるユダヤ性への向き合い方をめぐる二者の対話――ユダヤ人として、そして政治的なものとして 河合恭平
アイヌとはなにかを創造する――事物をおしなべて「きこうとする」謙虚さこそ、著者の活動の原動力であり、人を惹きつけて止まない所以 春木晶子








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『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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