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複数の世阿弥伝書をあやつり、スマートに原理をよみとく――芸術、演劇、演技という本来世阿弥が意図していたはずの原点に回帰 中尾薫
時代を超えて共通する普遍性をもった指摘――心理臨床の本質的問題について深く考えようとする実践家にとっての新たな古典 新保幸洋
「道徳哲学」を倫理思想の側面から整理――道徳哲学者たちの議論を、「道徳」、「人間」、「社会」という三つの主題に切り分ける 岡本慎平
道徳的な人を育てるためには、どうすればよいのか――道徳性心理学の理解を促すだけではなく、人々のモラルに関して希望を感じさせてくれる良書 松尾直博
物語は奇妙な酔い心地で加速――偏愛によって蘇った怪奇の書と、詩情豊かに展開されるイメージの洪水 伏見健二
政治や社会を動かす感情の強い影響力を探る問題提起の書――プラットフォームにおける感情表現のアーキテクチャが、〈世論〉を編制する機能を担う可能性を考える 遠藤薫
時代を記録し、各地方での情景を語る――カリスマ独裁体制の欺瞞的危うさの本質をついている 成田昭男
単独の研究者による、「一国史」を克服する総合的引揚研究の実践――「引揚問題」と「引揚者問題」を明確に区別して検討する 単独の研究者による、「一国史」を克服する総合的引揚研究の実践――「引揚問題」と「引揚者問題」を明確に区別して検討する
潜伏キリシタン関連遺産の網羅的入門書――祈りと生活の場である「キリシタンの里」の魅力を伝える 星野博美
「ともに考えよう」という呼びかけ――「はじめに疑念がある」とつぶやいて、この本は始まる 矢野久美子
美術史をより構造的に理解するうえで格好の入門書――芸術家たちの個別具体的な経験からローマの役割と重要性を明らかにしていく 新保淳乃
『存在と時間』の読解とフランス哲学界とハイデガー哲学との対話から、現代にも通じる独自の「ハイデガー論」が開陳される良書 黒岡佳柾
思想という方法が迂遠と感じられる世界でこそ読まれるべき一冊――ハーバーマスの思想の多様性を立体的に浮かび上がらせながら、「ハーバーマスを読む」ことの意味を遂行的に示している 飯島祐介
「人間」そのものに反省を迫るAI――著者らがそれぞれに抱く良き世界像に沿った、たんなるAI規制でもない、AI利活用でもない法制度のベストバランス構想の端緒が示される 小林史明
辺境ブータンの、また僻地の学校で青年が教師に育っていく――パオ・チョニン・ドルジ監督『ブータン 山の教室』 名取弘文
角川kousukeは氷の橋を渡る――新しい写真作家の誕生である 石黒健治
ユーラシア諸帝国の興亡とグローバル・ヒストリー――六〇〇年にも及ぶ長期的時間軸とユーラシア規模の広大な視野のなかで、現在に至る道筋を一人の歴史家が大胆に論じる 小林和夫
他者にやさしくすることは、自分にもやさしくすることに他ならない――「思いやり」ということは、関係性ということを考えるうえで、重要な見方の一つといえる 黒川類
「鳥獣戯画」をみる前とみた後に――文化人類学、王権論、記号論、漫画論といった様々な知の蓄積を縦横に駆使する 増記隆介
愛すべき、ときに戦慄すべき、少女マンガのブサイク女子たちの一大図鑑――「ブサイク女子マンガ表現論」になっているところも本書の魅力である 藤本由香里








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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