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深みと膨らみの「ひと」――主体や物語、言語、罪、歴史性などについて思惟を巡らせ、私たちの「頼りない〈今〉」、すなわち現在の生の見取り図を記す 岸田将幸
戦争を避ける想像力を育む――漫画ほど素晴らしいドラマ表現はない 里中満智子氏インタビュー
生きている画家の仕事――人は人形的な不気味さをたたえ、異空間に存在する 三木卓
男と女の境界をぶっ壊す――超エネルギッシュ! こんなにも血が通っていて体温まで感じられるような言葉は、そうない トミヤマユキコ
学び続ける姿勢と不断の努力――コロナ禍で電子リソースの利用が飛躍的に伸び、情報リテラシーはますます重視されるだろう 川崎安子
「〈内在〉の哲学」を多分にオリジナルな仕方で展開――ドゥルーズとガタリを読解しながら、彼らの哲学の到達点として、そしてほかならぬ著者自身の哲学の核心としても論じる 小倉拓也
想像力に裏打ちされた「ポイエーシス的」学知の可能性――カント哲学との対比からゲーテ思想の特質を浮き彫りにする 久山雄甫
「自分自身でいられる場所」を作り出そうと奮闘した人々の姿――日本からの移民たちが巨大都市サンパウロに築いた、小さな商店街の歴史を描く 佐々木剛二
帝国と王権の観点から、初期近代ブリテンを対象とした政治思想史を語り直す――君主政と複合国家の重要性を明らかに 梅田百合香
著者が開く、広範かつ輻輳する遠近法のなかで、見慣れた風景は覆される――フーコーが近代国家の系譜を辿るために対象とする十六世紀~二〇世紀、一九七〇年代、彼の死から現在までの、三つの時間軸をもとに論じる 北垣徹
読む者の心の内に眠っている感情や忘れ去られた記憶を呼び起こす――本書の底流には一貫してさびしさがある 滝野沢友理
驚異のなかに日常を描写する宮崎駿の「美学」をその作品の本性として提示――宮崎駿がいかなる「シネアスト」となっていったかを詳らかにするモノグラフィ 小池隆太
地下水脈として綿々と続いていた陸海軍の「戦後史」をえがく――陸海軍エリートのあくなき自己欲求と責任感の欠如の姿 加藤聖文
芭蕉から西東三鬼まで――現代の俳人たちの上に、今も生き続けている芭蕉を実感させられる重厚な評論集 神田ひろみ
坐禅についての本当のこと――道元禅師『普勧坐禅儀』に基づいて、立花知彦老師がおこなった提唱をまとめた一冊 兼子正勝
実際の検閲がどのようなものであったか――四人の研究者による九本の論考 滝口明祥
映画と現実の関係についての説得力ある論考――小津安二郎映画にみる近代日本 正清健介
デザイン、温故知新 居山浩二氏インタビュー (聞き手:ADK 根岸治氏・末永朗子氏)
政治性を帯びる、暴力をめぐる語り――マヤ系先住民の政治的暴力の経験と政治経済意識の変化に関する「寓話」 吉田栄人
目に見えないものと交わる――われわれが「メッセージ」と呼ぶもの、それはまさに「祈り」にほかならない 田野倉康一








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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