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おそろしいばかりの強靱な文章――「作家の作家」、ヤーンの文学のもつ思想的技法的な可能性の底知れなさ 北村優太
宇野千代文学の「比類ない新しい光」を見出す――幾多の修羅の妄執を、書くことによって再生した宇野千代 大塚豊子
消えた巻物と印刷紙をめぐる冒険――技術革新の光と影、そこには働く者たちの生活がある 天沼春樹
精神病理学の固有の特徴を示す――「精神の病」の周りで、いかに多様な知と思想が動員され、人間学的な厚みが作り上げられてきたか 上尾真道
蓬蒿劇場の演劇祭と佐藤信のアジア演劇――新しいなにかが生まれようとしている鼓動がある 高橋宏幸
ホン・サンス健在なり――ホン・サンス監督『ヘウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』 田辺秋守
「途方もない旅」の人、大谷光瑞の言葉と行動を分析――光瑞のネットワークを支えた人々にも光を当てる、研究の最新成果 加藤斗規
正統的な人情本研究の担い手による貴重な里程標――「中本」という圧倒的な物量の中に人情本を位置付ける努力を継続してきた著者 大高洋司
生きることは線を作り出すこと――著者が試みているのは、私たちを、あたかも〈生き生きしていない〉かのように捉えさせる論理や概念から救出すること 柳澤田実
シラーの戯曲がもつ建築的な輪郭が浮かび上がる――シャープな哲学的概念によって構築される議論 坂本貴志
『国体論』の一貫不惑の志はどう貫徹されるか――随所でマルクスとの対比が行われ、モダンな北一輝像が描き出される 長崎浩
倫理の思想家の彼方へ――レヴィナス思想のたえず更新される現代性を展開する、最前線の研究とシンポジウムのドキュメント 馬場智一
復帰後の沖縄政治史を政治経済的「自立」をキーワードに紐解く――沖縄独自の自立構想を、歴史的事実と地理的文脈の中で考える 山﨑孝史
能と宗教言説を一体として扱う――思想史と文学を総合した博士論文にふさわしい名著 飯塚恵理人
液状化する精神分析とそのハードコア――ラカンを読む新たな世代の、今後の動向に注目したい 原和之
「ものづくり地獄の住人」、星野源のエンターテイナー魂――シビアなことを笑いでコーティングし、軽やかに面白さへと昇華 中島とう子
悲劇に直面した人の「悲嘆」にどう寄り添うか――「愛する人」の突然の死の悲しみを乗り越える道はあるか 山辺裕之
六十余年の眠りから覚めた、梅崎春生の長篇小説――何度読んでもいつも何かを考えさせられる 岡崎幹人
サビーナ、ユング、フロイトの三人をめぐる関係の磁場を描いたオペラの戯曲――サビーナの光り輝く「知性」や「意志」がユングやフロイトに影響を与えた 植田隆
先行研究をインテグレートし野心的な福祉哲学の構築に挑む――福祉思想の人間観を深め、社会福祉の根本原理に迫る 加藤博史








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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