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しかしアートに希望はあった――青森県立美術館「東日本大震災10年 あかし testaments」展(1月23日まで) 高橋しげみ
経済学史家たちの描いた知の世界を戦後知識人論の一環として日本資本主義の把握という観点から明らかに――戦後日本の経済学史におけるスミスとマルクスの圧倒的な存在感と、その基底的背景をなす講座派ないしは大塚史学の認識枠組みの影響力の大きさ 恒木健太郎
科学の「客観性」はいつどのように生まれたのか――壮大なスケールの議論から浮かび上がる、自然を理解しようとする人間の奮闘の歴史 有賀雅奈
未了の歴史に向かう言葉たちとともに――「パンデミック」という事態に「人文知こそが言えること」 田中祐理子
喪失と創造の狭間で立ち尽くす場所から――現在の〈アイヌ〉を取り巻く様々な痛みや困難の根源は何か 石原真衣
なかにし礼の戦争体験が、作詞家としての矜持を支えている――多くのヒット曲の詞の世界からは窺い知れない深淵 久保隆
祈りにも似た不朽の問い――三橋敏雄の俳句とは何であったかを追求 大井恒行
アメリカの大学授業改革――学士レベルの科学教育改革の実証実験研究についてまとめる 熊野善介
グロティウスの新たな読み方を提示――戦争とは何か、平和とは何かという、人類にとって普遍的な永遠の課題を思索する 大中真
「体育会系神話」の妥当性を分析――量的手法、質的手法、歴史(文献)研究を用いて考察する 松尾寛子
現代実在論の限界を指摘し乗り越える――多様な幸福追求の基盤を維持するために自由の普遍性を「つくる」よう提案 中島新
リベラル国際主義の変遷――その発生、拡大、危機、変容を体系的に論じる 田中宏明
「マルクス神話」の解体に向けた、開かれた議論を巻き起こすために――公刊された著作や論文だけでなく、書簡、新聞記事等々を時系列的に取り上げ、主としてマルクスの精神的な生活史に焦点を当てて整理・紹介 浅川雅己
人と自然と社会のあるべき関係性についての思索――湖水地方関連書とワーズワス詩学についての懇切丁寧な案内書 吉川朗子
被災地への贈り物――震災後の10年を、定点から見守り続け照らし出したかけがえのない記録であり、被災者にとっても災害時の支援者にとっても、災害から回復していく過程を進むための羅針盤になる 上山眞知子
アナログゲーム側からSF文学に向けての華々しい達成――文芸評論の側からもさらなる注目が集まることを期待 髙橋志行
脱帝国主義のために――2000年代以降、日本社会では「反日」的な中国人や韓国人を劣位の人種として他者化する言説が席巻するが、このような本質主義的枠組みで反日主義を捉えてはならない。反日主義がいかなる歴史的・社会経済的・地政学的状況で形成されてきたかを考察する必要がある 福永玄弥
ハワイ日系人の歴史を、現地でリンチにより殺害された後藤濶という人物と、リンチ事件の記憶の継承を軸に描き出す――フィールドワークに基づく著者の体験談や、専門的な歴史的事象についての解説、写真を多く含む、新たな視点の書 小川真和子
現在の消費社会を真っ向から論じることを通して、閉塞している消費社会論に風穴を開ける――新たな方法で消費社会論を展開しようとする挑戦的野心にあふれた書 阿部勘一
日本内地に渡った朝鮮牛の足跡をたどる――いのちあるものとしての牛を通して、日韓の歴史を書く 野間万里子








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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