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俳句という新しい詩の創造のため、奮闘し苦悩した孤独な詩人の姿が浮かびあがる──芭蕉の世界に真摯に向き合うことを私たちにつきつけてくる力作 皆川 燈
フロイトに再度立ち返り、フロイトからクラインの流れが再検討される──逆転移を巧みに利用しながらの臨床的探索と、その中での新たな精神分析の理論の練り上げ 十川幸司
「なぎの原」から朝鮮人犠牲者の骨は掘り起こされた──関東大震災での虐殺事件を記録し考える若い世代の貴重な試み 西崎雅夫
「レヴィナスを読むこと」の意味──レヴィナスの哲学を「病理の哲学」として捉え直す 藤岡俊博
「時代を通過する魚雷」の神話が解体されていく──近代美術館のあり方について多くのヒントを示唆 白川昌生
『ポリテイア』を真剣な「理想国」論とする読み方の復権を提唱──我々の持つ本性に気づかせる言論の力を本書はプラトンと共有している 近藤智彦
「留学」という行為そのものの政治性が改めて突き付けられる──一九三〇年代に激化する「戦争」という悲劇が留学生にもたらしたもの 松盛美紀子
スリリングなどんでん返しの連続技が見事に決まる多重解決物として一級品──スコットランドの暗鬱な歴史を通奏低音のように響かせて物語が紡ぎ出される 波多野 健
過剰な知が幻想になる!──斯界の先達が幻想文学観を語る、ゴージャスなインタビュー集成 東雅夫×風間賢二
「時代を通過する魚雷」の神話が解体されていく──近代美術館のあり方について多くのヒントを示唆 白川昌生
元裁判官が語る「事実認定」の難しさ──「逆転無罪」判決になった事例を丹念に説明 萩原信彦
「雑草」の下に潜む「根茎」を独自に発掘、相互関係を明らかに──時空を超えた構成で文明と戦争による記憶の問題にいたる圧巻の大庭みな子論 大和田 茂
「始まり」の写真──紙の重さ、フィルムへのオマージュ、デジタルに対する思いも感じる『LABYRINTH』:対談 森山大道写真集刊行を機に 荒木経惟×森山大道
武智鉄二をめぐる近現代日本文化論──古典の正統性にこだわりつつも、その現代的再生を願ってやまなかった武智の、反権力芸術活動の軌跡を、多面的な視点から再構築する 竹本幹夫
日韓比較政治や国際共同研究の「Address(現住所)」が表れる──日本政治学会と韓国政治学会による「日韓協力」の成果の始まりを示す論文集 浅羽祐樹
戦後民主主義少年への信頼と励まし──特筆されるべき本のつくりに、読むより先に、とにかく感動する 野崎六助
怪異伝承の深奥部にかすかに息づく、災害体験に関わる恐怖の共同の記憶を追求──何よりまず、これから民俗学を学ぼうと志す若い学徒に読んでほしい一書 永池健二
川の姿と共に顕在する、アーヴィングが信じつづけた物語──ひとりひとりの人間が紡ぐかけがえのない生を、いつくしむように、丁寧に、丹念に書き上げる 菊井崇史
「ブン屋」の矜持──本田作品から立ち上がってくる無頼の匂い 青木 理
映像の裏側にある幻想──ギャングエイジ的資質をもつ阿部和重が「遠隔操作による暴力の時代」に描き出すもの 池田雄一








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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