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文化人類学・人類学の立場からさまざまな周辺――領域の知を援用し、「スポーツと人類学」を語る 「スポーツ」と「社会」、「文化」の関係を学ぶ者に非常に示唆的な著作 瀬戸邦弘
自分より大きなものに対峙し続けた者だけが持ちうる矜持――語られるべきことは語られるべくして語られる 須藤健太郎
ずっと本を読み、文章を書き、詩を書いていた――この本のなかには作家たちの固有名詞が溢れている 陣野俊史
意識と実存(自然)との対峙のドラマの結晶――これまでの屋久島の写真とは一味違っている 飯沢耕太郎
矛盾と緊張に満ちた思索――〈もし〉という仮定が内省という過程に重なる瞬間、SFは読者にSFでしかあり得ないユニークなスリルをもたらす 海老原豊
「祝福」を永続化するための石碑――複数の系列の切り替えはときに細かくときにゆるやかで、まるで野生動物の動きを思わせて美しい 石川忠司
鏡花の歌う人間存在の孤独と世界苦の本質をえぐる――文章と批評に切実な必然の力と美がみなぎっている 持田叙子
「俯瞰的な視点」と「凝視する眼差し」――現在の日本、その象徴としての東京の姿を考えるに際して、鋭い批評性を持ったものとしてよみがえってくる 島村輝
新たな社会主義のビジョンを提示――友愛社会主義の政治的ビジョンは、諸宗教の社会理念にとっても共有できる可能性があるのではないか 島薗進
読解の複数性・多様性――あくまでテクストに示された物語そのものを分析しようとする氏の方法は重要な批評性を含んでいる 大橋崇行
見えない演劇――「演劇になにができるのか」から「演劇とはなにか」へ 高橋宏幸
白人至上主義の国家アメリカ合衆国――白人が最も恐れるのは黒人による良き統治である 石川敬史
戦後沖縄のハンセン病問題に迫ろうとする意欲作――ハンセン病を患った人たちが経験した社会的現実の諸相を、その生活史から掘り起こし、当事者たちが生き抜いた生の軌跡を照射する 中村文哉
「聴き方」「聴く姿勢」を本書に学ぶ――「聴いた」あとの「責任」という、私たちに課せられた大きな宿題 古久保さくら
記憶のもつ極端な二面性にどう向き合うか――思考の刺激を与えてくれる一冊 西山暁義
「肥満男子」の多重で豊かな意味――肥満という概念の掴みづらさに「人間の多様性」を考えるヒントがあるのではないか 碇陽子
ユニークな方法でホロコーストと向き合う本――ユング派の臨床家たちが、それぞれが自分の責任で、自分なりの仕方で、全身全霊でもってホロコーストと関わろうとする 村本邦子
同性婚論争の根底にある――賛成派と反対派の考え方の違いとは何か 池谷和子
信頼・助け合いの規範・ネットワークという社会組織の特性が社会をより良くしていく――ややもすれば規範的で一面的な議論になりがちなソーシャル・キャピタル研究に一石を投じた労作 金谷信子
日本近代文学の可傷性の系譜――周到な取材と簡潔な記述で、出生の周辺の事情と文学者として社会化する経緯が描かれる 宗近真一郎








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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