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この世界の神秘におもいをはせる――ほんのすこしの観察眼があれば、ありきたりな日常も探検になる 荻原魚雷
「もうひとつの雪国の春」にアプローチする――環境民俗学の知見から学ぶべきことが少なくない 野上暁
「精神病」と「正常」との間に境となる線は存在しない――公認心理師という国家資格が登場するこの時期に本訳書が出版された意義は大きい 三品桂子
領域を横断した観光学的な研究書――シリアの宗教施設を知るうえで貴重な一冊 杉山維彦
瞠目すべきデビュー作――ジニは孤独な革命家である 陣野俊史
「国家よりも生活が大切」を貫き通した花森安治――小さなことから、生活の中から希望を持てというメッセージ 井出彰
ウェルズの真の革新性を明らかにする――批評家としてのバザンの懐の深さも見えてくる 谷昌親
ケアとは、アナキズムでなければならない――どこまでも国家装置に回収されない「ケアの倫理」 森村修
神話学的観点からアプローチしてきた著者の視野の拡がりと関心の到達点を示す――思想史学と国文学研究の壁を越えるすぐれた国学研究 田中康二
人文知の範と呼ぶにふさわしい、重厚な一作――刊行を実現した大学出版部の見識にも敬意を払うべき 新田啓子
不世出の文人・島尾敏雄の心裡と作品形成の原点を鋭く抉る労作――行間に滲み出る敬愛の念 志村有弘
自分の過去に手を突っ込んで、ぐるりと未来に反転させる力――江本純子監督『過激派オペラ』 トミヤマユキコ
闘わない人々への批判――「分かち合うこと、等しく分かちあうこと、それが民主主義だ」 睡蓮みどり
その革命と反革命を問い直す映画的試行――パトリシオ・グスマン監督『チリの闘い』 小野沢稔彦
震災を経験した著者自身と、避難所で知り合った人々の体験を丹念に綴る――熊本地震にも通じる普遍性を有する非常にすぐれた研究書 干川剛史
根本敬曼荼羅・レコ・ジャケ篇――根本敬は希有な、現代の哲学者である。そして真の、絶滅危惧種に指定されるべき掛け値なしの「思想家」なのだ 山崎春美
七つのむらを舞台に、「存続志向性」とその背景にある世界観を解き明かす――存続の形を独自の合理性に基づいて模索し追求する姿を描き出す 清野隆
蘇る社会派作家、石川達三――「言論の自由」を良心の旗印として戦中・戦後を生き抜いた石川の気骨に学ぶものが多い 平山令二
国家のあるべき姿を考えるためにあえて「ヘーゲルに批判されてみる」――『法の哲学』で展開されるヘーゲルの論理を徹底して内在的に探求 赤石憲昭
書房に象徴される在地の伝統的教育と公学校の設置・普及をめぐる葛藤のありよう――「日本統治下台湾の教育」に関する多様な「認識」を検討する 山本和行








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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