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一編の物語を読みすすめるような誘引力と感動――国民的遺産とも言うべき菅江真澄の業績に対する提言 野本寛一
大阪の出版人の四十年以上にわたる航跡 川上登
「明治一五〇年」のいま、松山巖著『肌寒き島国――「近代日本の夢」を歩く』を読み直す 本紙編集・米田綱路
アメリカにおける民事訴訟制度の中で認められた、集団訴訟の形態の体系的な研究――我が国もそろそろ、クラス・アクションの在りようを考えねばならない 川成洋
清田政信の個の思想にとって、パブリックな光とは何だろうか――孤絶した精神、尖鋭な詩意識には現在の詩や思想の根底に通ずるものがみとめられる 神山睦美
「読むこと」をめぐる言説の闘争――「ド・マン事件」発生から三十一年が経過したいま、改めてこの騒動を検証し、再読する 鈴木英明
父親投資の進化を示唆する「ぽっちゃり父さん仮説」の提言――子どもを世話しているときのテストステロン濃度の重要性 大野秀樹
再び注目されはじめた北アイルランド問題を歴史的に考えるための補助線――スパイ小説かのような歴史学研究 崎山直樹
先行研究の博捜と原文に忠実な翻訳が示した解像度の高い一冊――性を異にする複数名義で書かれた小説群をセットで紹介 岡和田晃
〈競馬〉的世界の光と影を照らし出していく――競馬は、想像を超えた逆転の物語を見せてくれる 村木哲
吾輩は文字である――誰しもに必ず文字についての新しい発見を与えてくれる一冊 澤西祐典
不登校に関する理論史・言説研究――今後の論争の端緒となる可能性を秘めた、刺激的な著作 東宏行
「謎」を詰め込んだ「スーツケース」――両親の「墓碑銘」というべき「文学的な記録」 越川芳明
妖怪文化研究の楽屋をのぞく――小松和彦氏の学恩を受けた研究者たちの喚起的な論文を多く載せた、魅力的な論文集 芹澤知広
現代社会に特有の「生きづらさ」――個人化された「生きづらさ」に言葉を与える作業を丹念に行う 辻大介
戦後の国際関係論をあらかじめ克服しようとしていた古典的書物――モーゲンソーの「権力政治」論は、戦後のリアリストたちにも向けられた 西平等
淀川の河川漁撈のディテールを描きあげ、そこから川漁師の自然観を引き出す――文字通りライフワークともいうべき研究の集大成 出口晶子
漁師を島社会のなかに位置づけて叙述――人と自然の関係、農山漁村のコミュニティのあり方を考える上で、大いに参考になる 渡久地健
ラフカディオ・ハーンの推したユートピア小説の古典――戦前に日本で、この『来るべき種族』はどのように言及されてきただろうか 藤元直樹
「本当の友人」の実存可能性を探る試み――カトマンドゥにあるバックパッカー街タメルの宝飾商人に着目 森本泉








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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