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時代を大きく転換させる可能性のあった鉄鉱山採掘をめぐる物語――人物配置と造型に独特の視線を射し込みつつ、時代状況を精緻に描出 村木哲
「科学思想史」を扱ったものとしては非常に個性的な一冊――読み応えのある諸論考を含み、科学思想史の新しい方向性を示唆 伊勢田哲治
梯哲学にこだわり、梯哲学を乗り越えた地平へ――協同組合運動の場から照らし出す貴重な時代の証言 境毅
「興奮を感じない」状況にある現代社会学に挑戦する――シカゴ社会学をめぐる「関係的・過程論的思考」の見事な実践 宝月誠
長らく絶版となっていた伝説の名著、ついに復刊――改めて魅力的なジョン・フォード像を浮かび上がらせてくれる 月永理絵
ロシアの権力関係に巣食う腐敗問題の背景を読み解く――ソ連崩壊後の二〇年間に進行した腐敗プロセスを分析 室生孝徳
「赤と緑」後の左翼陣営で起きた地殻変動をビビッドに分析――「エコノミーとエコロジー」の緊張関係から、あるべき未来像を描けるか 高田広行
浮かび上がる丸山政治学と廣松哲学の可能性――深い射程から近代ナショナリズムと自然科学を批判 伊藤述史
グロテスクなナンセンスに通じる恐怖――震災を直接的な対象としたものではないが、震災がなかったらまったく違ったおもむきの作品になっていただろう 齋藤礎英
絵本とはどういう芸術ジャンルなのかが浮かび上がる――絵本を作りたい、音読したいと思っている者には素晴らしい指南書 赤木かん子
イタリアの「生活感覚」に触れる――人の「営み」で、分野別に項目を収録、類書のない事典成る 英正道×西本晃二
ドストエフスキイと日本の作家たちの対話――優れた日本文学論、日本文化論でもある 富岡幸一郎
遠くて近い、近くて遠い、小林昇――いまは亡き小林を相手に、まるで演習室にでもいるかのように生真面目な問いかけが為される 八木紀一郎
聖書の概説を超えて古代ユダヤ思想史を展開――ジェンダーとセクシュアリティの視点で深められたキリスト教批判 小林昭博
3・11の大震災によって惹き起こされた福島原発事故を投射した作品たち――大麦ジョージ、大麦ロコモコの「5・7反原発デモ逮捕・拘留記」は象徴的作品 久保隆
国策大学=東大神話に挑戦し、欺瞞的延命策を痛烈に叩く――東大内部からの批判と告発の声 佐々木力
冷徹な論理的思考と視覚的現前性とを共存させる――現代の美術批評における理論生産の必要性をも浮き上がらせている 高島直之
〈新本格ミステリ〉の旗手が放つ異色の傑作――今年の本格ミステリのベストテンに選ばれて然るべき作品 飯城勇三
新聞みずから「筆を折った」戦時下の言論統制の姿――新聞統合の推移を詳細に解明した本格的研究 高取繁
真宗信仰から「非戦と平等」を実践した高木顕明の思想がいま甦る――専修念仏の核心、南無阿弥陀仏の「社会批判としての信心」を読み解く 三輪智博








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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