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現役医師が綴るリアルなフィクション――新型コロナウイルス感染症の国内発生、そのとき長野県の小さな総合病院で何が起きていたのか 夏村貴子
神を神たらしめている不可解な姿――旧約聖書の中に、イスラエルについての神の歴史的変遷を見る 塩野谷恭輔
これからのウィリアム・アダムス研究に必要な新視点――9名の研究者がさまざまな観点から論じる 田中裕介
女性の書き手の研究、少女文化の研究を、ルサンチマンから解放してくれる――どの章もそれで一冊の書物が書けそうな、新鮮で豊かな材料、そして問題提起が刺激的 川崎賢子
言葉のあとかた――「老いゆくこと」と「病むこと」から「死にゆくこと」へのなまなましいドキュメント 大和志保
大阪・生野区の在日朝鮮人集住地の歴史的変遷に注目――固有の多様性を内在させた都市大阪の空間を把握する 島田克彦
知られざるエジプトのリアルを描き出して読者を飽きさせない――著者の属人的魅力が書かせしめた、大変個人的な本。だからこそ、面白い 嶺崎寛子
「非行少年・少女たち」と括ることに意味があるのか――乳幼児期―思春期といった区分けは、厳密にできることではない 宗近藤生
「名誉白人」という概念が南アフリカでいかに創出され、日本人がこの概念をいかに内面化していったのか――南アフリカの人種差別体制におけるアジア系住民という広い枠組みのなかで、歴史的に論じる 佐藤千鶴子
現代ドイツ映画についてのわれわれの知見を広げてくれる――同時代のドイツの社会や文化を知るための格好の「手引書」 竹峰義和
「青い夜道」の同行者――「誰にも見えているが誰にも見えていないもの」を捉え、詩の言葉として紡ぎ出すことを試み続けた田中冬二の詩作態度に焦点を当てる 佐藤元紀
発熱する青い春がまためぐる――微熱が過去から明日への歩行を青く照らし出す 海埜今日子
困難な状況下で、三十年に及ぶ労作の結晶――日本が「満洲国」の葬儀を出す日はまだ遙かに遠い 大久保明男
「キルジョイ」は「わきまえない女」のこと、社会を変えるために〈わきまえる〉必要はない――現代フェミニズム文学や映画作品の批評を通して、多様で重層的な差別―性差別、人種差別、ホモフォビア―を暴く 吉原令子
出来事のなかの人びとの心――一般に流布している幕末維新をめぐる幾つもの神話とは全く異なる景色を描き出す 逆井聡人
革命前のフランスを「帝国」として考察し、近世ヨーロッパ世界の解明にさらなる展望を開く――革命に至る王国の変容をダイナミックに描くことに成功 佐藤猛
記憶の文学――小説、批評、歴史研究を通して、「人間性の否定」である差別と被差別の本質と、そこからの自由、解放へと通ずる希望の道筋を描こうと試みる 小林孝吉
「蘭学」の歴史から忘却された「九州」の記憶をひもとく――蘭学は東洋の文化を見直す契機となったのか、あるいは西洋文化を至上とするオリエンタリズムに偏重していく近代化の基礎となったのか 八百啓介
批判的動物研究を軸にした動物倫理全体の入門書――ビーガンとしての自己の動物論を全面的に開陳した労作 田上孝一
「シン・妖怪学」の目撃者になれ――妖怪研究の再構築を試みる、大胆不敵でそれに見合う実力のある書き手による妖怪ファン待望の書 永島大輝








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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