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色川武大論の見事な両輪を構成――色川武大=阿佐田哲也の魅力を確かめ、さらにその「空白」を読み、語る楽しみが残されていたことに気づける 木下弦
作家の「住むこと」をめぐる有り様――様々にアダプテーションされ、変容を遂げていく現在の文学世界にあって、「文豪」イメージはどのように変成していくのだろうか 中山弘明
人と何かを「つなぐもの」としてのメディア――まだ日本では紹介されていない知見が、手に入りやすく比較的コンパクトな用語集に収められている 松井広志
「未来の芸術」の一つの進むべき姿を投企――「雲」のような複雑で連続的な救いを追求している 加藤有希子
「大衆文化」と呼ばれるものが、社会の中でどのように「大衆文化」として形作られているかを説明――テクノロジーの変容が社会を変えるのではなく、テクノロジーをその一部として有している社会全体の変化の中においてのみ、テクノロジーは変容する 高山智樹
ドイツのデモクラシー獲得のための闘い、歴史的葛藤の状況を描き出す――19世紀ドイツの特殊性の一つの側面を説き明かす研究書 木村高明
冷戦初期のアメリカの「心を勝ち取る闘い」を描く――「オープンで民主的な」情報発信の裏にある政治的な意図 中沢志保
「酒の飲みくらべの大酒会」である酒合戦の詳細を分析する――三十数年にわたった著者の途方もない研究の集大成 植田隆
文学研究をめぐる理解と弁解――植民地期の日本語作家張赫宙への積極的な共感と理解に溢れる著作 南富鎭
岸田将幸の詩と魅力――岸田将幸の詩はいつもこの素直さ、素朴さを軸に「はしご」をつくり、傷つき、戦っていた 中尾太一
メディアミックスの新たな文化へ――ファンを触発する「モノ」の主体性 川村覚文
豊富な資料と相俟って、読者に探偵小説の面白さの一端をよく伝えてくれる好著――二〇〇〇年代の探偵小説研究の総論的位置の一角を占める成果 小松史生子
今日こそコンビナートは重要な役割を果たしている――どのような困難な時代に置かれたとしても、新陳代謝を繰り返す生き方をしていくべき 宮田徹也
官人の「私」を歌う歌人、大伴旅人――大伴旅人や『万葉集』に関心を寄せる読書子はいうまでもなく、「文章の力」を求める方にも勧めたい一冊 田中智子
様々な人物の関係性を読み解きながら、生命と霊性という根源に向かう書――熊楠によるエコロジー思想が浮き彫りにされる 唐澤太輔
新たな自然をつくる――《米谷健+ジュリア展》 だから私は救われたい(2020年11月6日~2021年5月31日。@角川武蔵野ミュージアム 4Fエディット アンド アートギャラリー) 竹重伸一
精神分析において共感はどのように位置づけられていたか――それぞれの分析家の生い立ち、理論と実践を緻密にたどる 北川清一郎
「自己の相対化」とエスノメソドロジー的社会学――常識的前提に対する社会学者の位置について 浦野茂
現代社会の様々な領域に活発にフローしている宗教――宗教社会学的な視点からポストモダンと宗教を論じる 山中弘
関係性というGIFTを読者に届ける――ミスチルの詞の世界の魅力によって、哲学の難解さを開いていこうとする 室沢毅








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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