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リシール哲学への彼自身による最良の入門書――継承すべきは、リシールのテーゼではなく、その問いかけのスタイル 廣瀬浩司
AIを考察しながら、その奥に人間を探らなければならない――専門書かと疑うほどに読みやすい 宮田徹也
「同性愛」表象の変遷に迫る――近現代日本の同性愛文学の特徴を知る手がかりとして、手に取ってみて欲しい 武内佳代
問題はそれほど小さなものだったのだろうか?――「地域アート」という視点に応答するものとして 杉田敦
物語は別世界ではない、「おとなりの世界」から吹く風なのだ――少年トムは、はたして月のケーキを食べたのか? 食べたらどうなるのか? 寺田操
連続の只中に見いだされた断絶――「ホワイトヘッドの世紀」のために 星野太
「学問としての翻訳」を日本に探り出そうとする試み――数多くのインタビューを通じて当時の風潮や裏話を掘りおこしている点は興味深い 秋草俊一郎
あらゆる読者との出会いのために書かれた美しい手紙――外国文化を知ることは、他者の文化や歴史を理解しようと努めることだ 鴻野わか菜
開かれた共同性を形成していくことが切実――一号に比べてさらに重厚な一冊になった 久保隆
屈辱を屈辱と感じることのできる怒りを取り戻せ――マルクスの『資本論』を手引きに現代のグローバル資本主義の姿を分析 中村勝己
「戦後初」となる会沢正志斎の研究書――貴重な原本類にあたって会沢における思想的構造を明らかにしようとした本書は、会沢研究のみならず、幕末思想研究において一つの指標となる 桐原健真
求心的な朝貢貿易と遠心的な互市とのせめぎあいを描く――明清時代の貿易秩序の理念と実態、その時代的変遷を解明 中島楽章
多元的放送空間の実相――数少ない資料から満洲国ラジオ放送を再現しようとした挑戦的な研究 白戸健一郎
この国の戦後詩へと分け入っていく論旨は見事――「モダニズム」という問題は、極めて多層の様相を持ったものだ 植田隆
「水俣学」のひとつの到達点を記す一冊――社会学・民俗学の「モノグラフ」手法と医学・保健学の「ジェノグラム」手法の合わせ技で、患者が体現する実態としての水俣病に迫る 関礼子
人々の縄文への関心の高まりを文化史的スパンで捉える――今、「縄文」をめぐって何が起きているのかを知るにはうってつけの書 石井匠
戦争と革命の二重の敗北による文学の深層――忘却の暗渠に切り込む二十世紀日本の「廃墟」と「原罪」とは何か 太田代志朗
メディアや出版の罪は重い――ミステリーに近い感覚で引き込まれ、時代を翻弄してきた小池百合子の姿が浮き上がってくる 増田幸弘
人と人との関係には、様々な通路がある――ポエジーに満ちた物語集 村木哲
南方熊楠が果たした国際的知的空間における役割と価値について考察――熊楠がどのような知的世界の中にいたのかを、当時の国際学術誌を丹念に調査分析し明らかに 唐澤太輔








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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