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ニーチェを呪い返すような「ニーチェ産業」批判――右傾化する情勢を背景に、徹底したコミュニストとして、左派知識人の欺瞞を執拗に責め立てる 前川一貴
シニカルやパラレルワールドから脱する〈希望〉として、スポーツはどうあるべきか?――「死という最終性」の視点から、スポーツを眺めるという想像力の行使を試みる 市井吉興
日本の満洲駐兵権が揺れ動く様を描く――研究蓄積の薄い一九二〇年代前半期を含む関東軍に関する貴重な研究成果 及川琢英
記され、理解される記憶――物事の緻密な描写により仮想と現実の境目は見事にかき消されている 井上毅郎
新自由主義の自己責任論の内面化の果てに――山上徹也被告の1364ツイートを精査して見えてきたこと 対談 池田香代子×五野井郁夫
〈生〉と〈死〉の間に境界線を引くことに意味があるのか――待望の第四詩集が届いた 久保隆
本年度の青春映画を代表する1本――池田千尋監督『君は放課後インソムニア』 増當竜也
「芸術は歴史が葬ったものを蘇らせる」――岐路に立つ「世界」を混線させる虚構史 福島亮
老舗の地方百貨店の黄金時代を振り返り日本の戦後史の一端を探る試み――これまであまり知られていない地方百貨店の史実を掘り起こす 谷内正往
「可愛い子には冒険をさせよ」なのだ――著者が読者に挑んでくる知的な戦いは捻りが効いていて、作品が書かれた一九四九年当時の英国社会の様子も垣間見ることができる 佐藤みゆき
ラディカル・デモクラシーに基づくジャーナリズム分析の理論的視座を提示――各方面で活躍する気鋭のジャーナリズム研究者による研究論文集 伊藤高史
パネルデータの分析を駆使して学力格差の拡大のメカニズムを解明する――学力格差の追跡的研究では現段階の最先端の書 中西啓喜
シェリングについてのここ百年の解釈史――カンタン・メイヤスーとレイ・ブラシエを現代におけるシェリング再評価の文脈へと組み込む 中島新
哲学の本丸を照らし出そうとする試み――存在論の祖パルメニデスの思惟と生涯に迫る独創的な書 武井徹也
執筆者たち自身が見、経験してきた寿町――戦後の都市史、社会運動史、そして地域史としての意義も有する書 山本薫子
「偽者」とは何か? 対談 尾久守侑×上尾真道
禍々しい金閣の輝きから解き放たれるために――劇団青年座公演『金閣炎上』(五月一二日~二一日、於・紀伊國屋ホール) 田村景子
解き明かされる近代日本の国家と仏教との複雑な関係――重く響く「〈近代仏教〉とは何か」という問い 名和達宣
私たちに決して活用されない「他者」――時間がもたらす暴力的な作用に対する「介入」という、優れた視座を創出する 泉谷瞬
目の前の若者が市民として生きていくための支援として何をすべきかを探究――レヴィンソンが深い洞察力と情熱をもって構築してきた市民性教育の理論と方法は、多くの示唆を与えてくれる 藤本奈美








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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