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社会のうねりの中で生きるということ――大きな数のなかに埋もれている個人を、そっとすくいあげたような連作小説集 上原尚子
「職業準備教育」に、「ライフキャリア教育」の実践を加えることを提案――「社会正義」の概念を導入し、多様なデータを幅広い理論に基づく方法によって紐解く 高丸理香
絶望的資本主義の細部に生きる――韓国で働き生きる人びとを描いた連作短篇集 林浩治
異国の地で生きていくことを選んだ「戦争花嫁」たち――そのさらなる年月の重層化を見ないわけにはいかない 皆川勤
いま明かされる吉増詩の本質――外に向かって投げられている言葉ではなく、徹底して内向きに、自らにとっての詩を語る 土肥秀行
百人一首は消費しきれない――「歌よ、世に広まれ!」と思った藤原定家の気持ちを想う 末次由紀氏インタビュー(聞き手・菅原秀宣)
関係する多方面の読者に開かれている「遺言」――本書を読むことにより、ある一人の女性の人生を辿ることを試みてほしい 土屋葉
セザンヌの作品に対する新しい見方を間違いなくもたらしてくれる研究――熟視と理解とを同時に意味するような一個の「セザンヌ論」を練り上げる ドニ・クターニュ
沖縄の問題に対する視野を大きく広げる挑戦的な一冊――沖縄戦、米軍基地、観光といった伝統的なテーマを、「ポストコロニアル・フェミニズム」の視座から読み解く 髙良沙哉
定時制高校が経験した生徒層の質的変化に着目――定時制教員がいかにその認識を変容させながら、求められる教育実践を展開していったのか、そのプロセスの描出を試みた労作 内田康弘
視覚伝達デザイン教育の実践記録――極めて優れた幾多の作品実例と共に、その根底に在るべき作者の論理的立脚点の礎を持つ大切さを読者に教えてくれる一冊 渡辺邦夫
心の散歩道――ブラジル北東部に十年暮らした疫学研究者が執筆した随筆 國安真奈
フランス国家はアルジェリアの植民地支配と独立戦争にどのように向き合おうとしてきたか――植民地主義をめぐる記憶と和解について、あらためて問い直すための貴重な視点を提供 松浦雄介
「戦後」意識としての戦争批判――1950年代のハンセン病患者運動に力を注いだ田村史朗の生き様が600ページを超える大著によって蘇る 星名宏修
無礼に下品に冒涜的に、キリスト教の規範性に挑む――共に生きるために 大嶋果織
「関係性の美学」を超えて、「美学=感性的なものの分有」こそが政治を可能にする――ふたたび混迷を呈してきたこの世界で芸術と政治の関係を問うとき、この本の存在意義はますます大きなものとなる 山下通
天才ハッカーが暗躍する国際謀略小説――2018年の時点でその後の世界情勢を予見していた 品川暁子
リスクの世界の散歩へ――本書で得た新たな学びや気付きは他の分野のリスクにも適用できる 池上眞平
メタレプシスからフィクション論に切り込む――フィクションの世界は現実と関連し接続している 西田谷洋
伝統文化としての書道――宮内庁所管の貴重な書跡資料を取り上げ、的確で分かりやすい解説が本書の最大の魅力 中村健太郎








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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