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眼差しの等しさが開く言葉の地平へ――現実世界の単調さから遠く離れて 峯澤典子
「最高の優先順位を持つというテーゼ」としての生存権を提示する――生存権の保障のない人たちが陥る窮状の存在を明らかにし、それによって、その保障と保障のための負担の必要性を、多くの人に認識させる書 米原優
哲学の本丸を照らし出そうとする試み――存在論の祖パルメニデスの思惟と生涯に迫る独創的な書 武井徹也
パネルデータの分析を駆使して学力格差の拡大のメカニズムを解明する――学力格差の追跡的研究では現段階の最先端の書 中西啓喜
物質への偏愛、あるいは憑在について――おそらく本邦では初めてのスケボーを主題にした小説 小林雅博
シェリングについてのここ百年の解釈史――カンタン・メイヤスーとレイ・ブラシエを現代におけるシェリング再評価の文脈へと組み込む 中島新
「中世史」は、いま何の役に立つのか?――研究の最前線と社会的有用性を同時に満たす 岡崎敦
日本政治外交史における人物研究の新たな可能性を切り開く一冊――外交官・石井菊次郎をめぐる三つの視点から戦争の時代を論じる 湯浅拓也
神経科学と精神分析という二つの知に橋を渡す壮大なプロジェクトの地平――現代の神経科学の叡智で、フロイトが果たせなかった仕事を再稼働する 堀川聡司
ブラジル社会を理解するための非常に示唆に富む情報を提供――ブラジルの学者、政治家、活動家から先住民、文化人に至る21名に焦点を当てて論じる 伊藤秋仁
様々な条件(変数)を考慮したフレームワークの有効性を論証する――2009年にノーベル経済学賞を受賞したエリノア・オストロムの主著 高村学人
「自閉文化」を正面から提示――自閉症のもつ創造性を、古今東西の文化作品から縦横無尽に論じ、独自の迫力を感じさせる魅力が詰め込まれている 菊池壮太
牛を通して帝国日本による朝鮮支配がいかに拡大していったのかを経済史的分析により明らかに――じわじわと活発化している朝鮮牛研究の中でも非常にユニークな書 野間万里子
死刑に何の意味が……死刑の「現場」を歩き、世界の実情を通して、日本人にとって死刑とは何かを問いかける 佐藤大介
読みの根拠を示すことにこだわった一冊――『百鬼夜行絵巻』とは何かという本質的な議論が必要な段階を迎えた 石井正己
女性が旅をするのに必要なものは――江戸時代の女同士の旅の姿を、膨大な参考文献を基に綿密に考証 泉ゆたか
コロナ禍を研究対象とする嚆矢をなす書――多様な視点でファクトを収集、分析し論じる 松尾秀哉
新型コロナから日常へ戻る今、社会、他者、自分を見つめなおす契機を――免疫という現象の奥に横たわる根本原理を理性的な思惟で認識する 石井哲也
今後の研究や批評の礎のひとつとなる書――まだまだ村山知義は研究される余地がある 高橋宏幸
連帯の人・磯貝治良の交流録――磯貝の人生の周囲にいた人びと、磯貝を支え、磯貝に励まされた人びとのスケッチ 林浩治








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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