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紀州の山中に暮らす作家の記録の集成――炭焼きや林業、山の生活とその歴史が織りなす交響楽のような物語の調べ 米田綱路
二〇世紀知性史の最良の手引き――フランスの三人のアウトサイダーを論じる
賢治文学とは「時空の旅人」の配達する、匿名の《郵便》文学なのである――成立時期の不確定さからくる困難を無視することなく相対化している好著 天沢退二郎
強靭な知力が生み出す英文学批評の地平――現代批評理論が切り開いた歴史的視点を鮮やかに示す挑戦的な書 原 英一
外交官E・サトウの根底に日本学者の相貌をみる――異文化研究の神髄に迫る好著 原田範行
種の違いを乗り越え、〝相互性〟のなかで生きることを全うする動物たちの物語――絵本ではあるが、テーマの深遠さを考えれば子供向けというより大人向けの一冊 山井 悟
フィールドワークで明らかになる多様な「コーダ」の姿――コーダの統一的な姿を描くことの難しさを明快に指摘 亀井伸孝
九谷焼の陶工たちが心血を注いで作品を生み出す様の描写は、秀麗にして圧巻――日露戦争やロシア革命を背景とした、3代にわたる陶匠の物語 村木 哲
滋賀の88歳のおばあちゃんによる温故知新の新和食バイブル――食に対する哲学と知恵と工夫にあふれている 山下和恵
人間は芸術物質をつくる生き物である――ラディカルで哲学的な文明論までをも含む、現代美術に対する問い掛け 宮田徹也
生協の運動は共感し合う関係づくりをめざす――増田レア氏(マハラバ文庫)に聞く 増田レア
若者論の新たなステージ――自ら考え、自らの未来を切り開いていこうとする、それぞれが自立した個人としての若者たちの姿 阿部真大
あらゆるレベルで完本の大著――単なる現代語訳を超えて、茶の全貌がみえるようなふくらみをもつ 磯崎 新
住民史としての追録、宮古島の朝鮮人「慰安婦」――日本の侵略戦争の幾重にも被害者であった沖縄から発せられる言葉の持つ重さを、私たちはどのように受け止めることができるか 西野瑠美子
被害/加害という戦争の傷痕と向き合える和解の場所はあるのか――歴史の忘却とわい曲で逆巻く海は、いまだ和解の海ではない 黄英治
現実と夢をどうして区別できようか――沖島勲監督『怒る西行』 宇波 拓
ゾルゲ諜報団と「中共中央特科」とのつながりを活き活きと描き出す――中国で初めて公刊された本格的なゾルゲ事件の研究書 加藤哲郎
東北の職人たちが伝えてきた技とそれを記録する聞き書きの技――全身、全人生でもって語り記録された、最後の継承者たちの肉声が伝わる 米田綱路
追悼:上西晴治・アイヌ的時間こそ、人間が生きる本来の姿ではないか――シャモの文化や時間に追いつこうという意識はどうでもいい 井出彰
さらりと淡くも精密な文体でささやかな人生の様相を描き出す――物語の外まで滲み出していくかのような世界観と登場人物たちの声音 八木寧子








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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