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大家の訳や註と対決する姿勢――世界文学の古典として、『ニーベルンゲンの歌』は永く読み継がれるであろう 寺田龍男
滅びつつ永遠に生きる者――原爆はけっして過去の物語ではない 寺村摩耶子
どうにか自由であろうとした人々が残した光跡を再生する――ロジャー・パルバース監督『星砂物語』 宮崎悠
イギリス美術史の新たな可能性と奥深さ――肉体性についての意味を探求 宮下規久朗
フェミニズムの視点からホッブズを積極的に評価する――ホッブズの社会契約の近代性についての再解釈を促す重要な研究 佐藤正志
「完全円」こそ「人間」なのだ――子供たちのことを考えると同時に自らを見詰め直す作業にまで行き着ければ 宮田徹也
それでも人は歌を求めている――あくまで歌う側、ものを創り出す側に丁寧に寄り添っている 平井玄
骨肉街道めぐり――「詩と哲学のあいだ」をめぐるライフワーク 高貝弘也
社会人類学者の著者が歴史的深層を見事に切開――様々な革をつくる人たちに出会い、物語を紡いでいる 村木哲
三島由紀夫という「人間」――「作品への関心」から「作者への関心」へ、さらには「伝記的な事実」へ 梶尾文武
ジョン・ロールズの政治哲学の全体像を描き出す――今後の研究の基準点となる書 魚躬正明
カンボジアのムスリム住民、チャム人の激動の歴史と現在を描く――チャム人の現状や活動をまとまった形で報告する、日本で初めての書 遠藤正之
原住民族の近現代史を、「原住民の視点」から明らかに――文字をもたないタイヤル族の口承、伝承を文献として扱う 下村作次郎
イギリス植民地時代のインド社会を塩に焦点を当てつつ描く――本格的かつ意欲的な経済史研究の書 今田秀作
ヨーロッパ統合の立役者の一人、アレクサンドル・コジェーヴの思想の現代的意味を探究――哲学者にして政治的な実践者であるコジェーヴのユニークなあり方の原理的解明の書 堅田研一
現実よりも現実らしいソ連SF史――徹頭徹尾デタラメかというと、そうではない 松下隆志
物語論を成熟させる――物語論の操作概念を検討し、新たな訳語を与え理解しやすくしようとしている 西田谷洋
人神祭祀の問題をより広い地平へと位置づけなおす――これまでの民俗学に支配的なパラダイムへの批判にまで及ぶ射程をもつ力作 矢野敬一
我々の絶望の時代に果てはない。だからこそ、希望を――羽永光利は若者を通して、日本の過去と未来を総体的に掴み取っていたのではないか 宮田徹也
新しい映画評論スタイルの登場を促す――映画への愛情が溢れている書 鈴木義昭








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
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『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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