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世界的英文学者による大変贅沢な導きの書――クッツェーと柄谷行人の著作を同時に論じる章も 日吉信貴
たぐいまれな常道としての精読に帯びる価値――文学のテクストを介し思考したい者にとり、本書は今読む価値がある 来馬哲平
記憶を消す、記憶を選びとる――本書は、戦闘が終わっても終わらない苦しみに仕掛けたひとつの戦いである 三角明子
「政治風土」という習俗の総体に切り込んだ意欲作――政治/民俗学的課題を考えるための重要な指針 菊地暁
世代を越えてアラブ系アメリカ人の多面的な現実を描いたオムニバス――著者の多種多様な小説手法が存分に楽しめる 萩原由公子
室内装飾という稀なる記憶装置――日本語版として独自に選りすぐられた、マリオ・プラーツの紀行文集 阿部真弓
すぐれた詩的精神へのオマージュ――手にした瞬間に胸が高鳴る悦びが宿っている 中野もえぎ
失われた30年の「教育と福祉のジレンマ」を繙く――批判的障害学を取り入れた解読の試み 渡邉克典
戦後日本の大衆文化に表れる戦争の記憶――マンガ、アニメ、実写映画と演劇において、戦争記憶の表現はどのように発展してきたか アルト・ヨアヒム
「世界の意味」を捉える「眼」――「世界」を「書物」として読み解き、さらには書物として「世界の意味」を提示する 高橋優
『おもろさうし』を資料とした古琉球期の王府儀礼の考察――文学研究としての『おもろさうし』論 島村幸一
大義なき義を宣言しよう 栗原康
マチスに冷静に目を向ける――猪熊弦一郎が実際にマチスに逢った経験を基に書く文章は魅力的だ 宮田徹也
明かされない殺人歴――魅力ある臨床心理士が守るものとは? 山本常芳子
日本映画史の未来へ向けて――あたかも走馬灯のごとく、明治期以来の日本映画史の諸断片が次々に過ぎゆく。本書自体が壮大な一本の歴史映画だったのかと、そんな読後感に襲われる 角尾宣信
「移民」の歴史では説明しきれないアメリカ合衆国史の実相――セトラー・コロニアリズム論による語り直しが問いかけるもの 佐藤円
国家に馴染めない密室の3人の姿から浮かび上がってくるものとは――暗黒の「陥落」時代前後の香港を扱う小説 小栗宏太
ユースワークの「場づくり」的役割――社会からの理解を高めていくために 両角達平
就活メディアの果たす役割とその変化――指南本が不変的に果たす役割について提示し、近年の「マッチングメディア」としての機能を詳細に論じる 妹尾麻美
岸本佐知子とめぐる、現代英国を代表する作家による不思議な十二ヶ月――先が見えず純粋に一行一行を追う楽しみに重点が置かれた作品を日本語で存分に堪能できる 滝野沢友理








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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