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一つのものは必然的に他のものへと転化する――コッチャの思想の展開からはこれからも目が離せない 伊勢俊彦
固定されること、隠喩への拒絶――ばらばらに決壊した身体と言葉が絡み合う稀有な一冊の本になっている 奥間埜乃
自分を大切にできないあなたへのエールとなる一冊――「健康的な自己愛」の回復を促す 田籠由美
ケストナーと同時代を生きた知られざる児童文学作家たち――ナチス期直前のドイツで、児童文学が示した新しい人生モデル 吉田孝夫
「労働の未来」にたいして「ポスト希少性社会」を構想する――大胆な発想で、私たちに想像力を与えてくれる左派オートメーション論の強みを生かしつつ、堅実にこれを批判し、真のオルタナティブを提示 三家本里実
著者の苦闘のような息遣いが伝わる論考――「学校とは、教師と子どもがともに力を合わせて、自発的に自由に文化を創造していく場なのである」と述べていく著者の視線は、新たな「可能性」を胚胎している 黒川類
二読、三読しても、まだ飽きない――独自の近代バレエ史を樹立しようと試みる 上倉庸敬
土地の名、固有名が記憶と現在を呼び込む反ロマネスク――固有名によって読者の独我感覚が攪乱される 宗近真一郎
どこにでもある庭――カリブ海の島グアドループの、ほぼ世界の誰からも目を向けられてこなかった戦後史が立ち上がる 大辻都
「知らない世界」へと誘う見取り図――目次に並ぶ各章のタイトルを見るだけで、アメリカ小説の多様多彩な広がりに心躍る 江戸智美
撃たれる覚悟を!――2022年現代美術回顧 福住廉
近代朝鮮における民族の想像/創造と出版の交錯――崔南善の前半生、特に十代から二十代にかけて彼が行なった著述活動と、出版活動に関する詳細な記録 渡辺直紀
私たちの信念は何一つ揺らいではいない――言葉という原野は、詩という道は、歴史という「光」に照らされて、初めて私たちの前にすがたを見せる 山下洪文
「ツベルクリン騒動」から日本の医学医療システムの原点を明らかにする――史資料の丹念な読み込みにもとづいて明治期日本の医療技術評価を検証した、日本医学史研究のひとつの到達点 塩野麻子
甲午改革の本質にある「アイロニー性」――開化派の王権構想と彼らが導入した警察制度を俎上にあげて実証的に論じる 松田利彦
大奥をめざす女たちの群像――全く新しい大奥の世界に読者をいざなう 福田千鶴
シアトル発、ママを探しに南極へ――母娘をつなぐ愛の物語 田畑智久
教育だけでは階級上昇は果たせない――一八八〇年から一九九九年生まれのイギリスの人びとの人生における階級上昇や下降を双六になぞらえて丹念に描き出す 井上美雪
いわくつきの小説――中国共産党の失政の時代を背景とし、不条理に満ちた中国社会の中で知識人はいかに生きるべきか、が主要なテーマ 飯塚容
描くことの厳しさ、探究が満ち溢れている研究書――博士論文でありながらも、とても読み易い 宮田徹也








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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