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「複ゲーム状況」とは何か――「複ゲーム状況」をタームとして包有する人類学が、「浮動する現代世界」を切開していく可能性を示す 黒川類
「最初のアラブ市民革命」に至る困難な道のり――19世紀のフサイン朝の近代化改革から、革命後の現在までのチュニジアの近現代史を、コンパクトにまとめた通史 渡邊祥子
近代天皇制と公教育との関係を再考――御真影の「奉護」を総合的・通史的に分析した労作 伊藤純郎
今こそ古い「文献学」のしばりを解いていく時が来ている――近年、急速に活性化してきた草稿研究を、事典という形で集大成した書 中山弘明
南方熊楠――日本人の可能性の極限 編集部
忘却された「交流誌」の空白を埋める書――広範な一次史料の精査からは、この時代ならではの豊かな人間関係の交錯が浮かび上がる 稲賀繁美
祖国統一をひたすら願う――実にドラスチックな自伝、在日韓国人の戦後七十年史 河田宏
一人の男のデモクラシーに対する挑戦と敗北の物語――政治家が持つ運と時代の要請についても改めて考えさせられる一冊 福富満久
「絶望の虚妄なることは正に希望と相同じい!」とは?――「妥協と非妥協」の間で徒手空拳の抵抗の術はないものか 西島新次
「枢軸国側の偉大な宣伝兵器」、『シグナル』誌の雰囲気を伝える――『シグナル』のレンズは各戦地で生きて死んでいく無名兵士に向く 藤原辰史
今日的に意味深いリアリズム批評――本書をたどっていくほどに、自衛隊文学史の軸には他ならぬ「三島由紀夫」がいるという思いに囚われる 佐藤泉
現代の科学・技術全体に及ぶ射程の長い議論を展開――科学・技術と社会倫理を考えるためのさまざまな手がかり 吉永明弘
本州最北端の大間原発の問題とその背景を、対岸の函館から捉えたアクチュアルな書――未来と理想を描きながら生きる人たちのところに、原発はやってこない 新庄孝幸
フェアトレードがコーヒー生産者に与えている影響を解明する――村落共同体の「モラル」に「協同組合」の「モラル」が重なり合うかを探究 辻村英之
どこを読んでも読み手の思考をその先へと誘発する卓見に満ちている――メディア論を超えて如何ようにも拡がる「読み」の可能性をもつ 小林英治
山本作兵衛の「肯定」のまなざし――炭鉱をめぐる多彩な表現が収載されている二冊 皆川勤
精神医学スピリットにあふれる書――伝統的な構成(章分け)ながらも、本文を読むと随所に本書ならではのユニークさが散りばめられている 岩井圭司
ここでは時間は止まっているのかもしれない――本橋成一監督『アラヤシキの住人たち』、写真絵本『アラヤシキの住人たち』(農文協) 名取弘文
「生の倫理と世界の論理」はどのように通底しているのか?――哲学史とは、過去から現在を経て未来へと進んでいく概念の運動である 寄川条路
〈外部世界〉と拮抗し在日朝鮮人文学を究明する著者の真骨頂――〈在日〉文学は民族概念を更新する新しい「根生いの存在」によって継承される 黄英治








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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