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自殺に関するメディア環境をより良いものにしていくために――「知の最前線」を構成する書籍 末木新
ずっと終わらない問題と対峙し続けた鶴見俊輔の「狂気」――社会学的想像力の再検討にも一石を投じる書 伊奈正人
政党のカルテル化が引き起こされる経緯について説明し、そのことが民主政治に与える影響を検討する――既成政党への不信という多くの有権者が体感しているであろう現象の理由を学びたい一般読者にとっても、格好の枠組みを提供 山本健太郎
消費者の権利に比重が置かれることによって、労働者としての権利がないがしろにされる――現代社会における働き方の多様化を学際的に明らかにしようとする試み 雪村まゆみ
「新しいヴァールミーキ像」に迫る――規範にがんじがらめにされながらも意図的・戦略的に生きぬく生活者としての姿 中川加奈子
チャレンジングな課題に真正面から向き合う画期的な本――支援を受けるクライエントの側が、心理的支援をどのように経験しているのか、何をどう希望しているのかと問い続ける 西牧陽子
日陰の大家クレペリンの生涯、人物像、業績について、史料に基づき丹念に描写――精神医学・心理臨床に関心を持つあらゆる人にとって意義深い本 加藤諒
養生書において捉えられた近世人の「身体」のありよう――「養生」を身体の「劇場」としてみることで、従来の研究の限界に挑む 瀧澤利行
ビジュアルノベルとして完成度の高い一冊――原書のリズムと世界観を損なわないこなれた日本語に訳された、「夭折の天才」画家ジャン=ミシェル・バスキアの生涯を描いた「伝記コミック」 岡本小ゆり
寺山修司という個人を超える集団性――まだ論じたいと思わせる魅力が寺山修司にはあることを教えてくれる 高橋宏幸
以遠の声に耳を澄ます――父の生涯と詩に分け入り、その声を探す著者の軌跡を記したドキュメンタリーでもある 澤村潤一郎
テレビマンの矜持が官能的に体感された時代――疾走感が持続する滅多にないテレビ論 金平茂紀
アートの本質をついている――教育、美術に興味はあってもどこから手をつければいいのか分からない人にとって、うってつけの入門書でもあり、本格的な専門書 宮田徹也
匠の技――二十世紀前半という激動の時代に執筆・発表された作品の中から、「編訳者が長年愛読」してきた「名作の誉れ高い作品」を選び抜いたアンソロジー 江戸智美
ロマン主義芸術家小説の嚆矢、待望の本邦初訳――「ポップでエンタメ」な作品の特徴を損なわない、こなれた翻訳 高橋優
ささやかな記号に凝縮された壮大なパワー――セミコロンの深い歴史 玉木史惠
分断と衝突で終わらせないためには―― 対談 志田陽子×五野井郁夫
第一次世界大戦をめぐる東アジア及び太平洋諸島の諸問題を包括的に理解する――諸研究の成果の統合・体系化に成功した一冊 塚本英樹
〈翻案〉する宮崎駿――宮崎駿と宮沢賢治の関係が述べられているところが、もっとも読みごたえがある 古川晴彦
元学徒兵の語りを「脱神話化」する――戦後生まれの他者に向けて戦争の記憶を表現しようとする書 松岡昌和








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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