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路地なき後の世界の現代性を示す――中上紀のひとつの到達点であり、男たちの物語を遠心化する女たちの物語を孕む 渡邊英理
「フィジー的なるもの」の記号的秩序を検証する――緻密で濃密なフィジー社会の民族誌 片岡邦好
ろう者たちの言語権と障害学を議論のコアに――音声言語/手話言語を巡る社会言語学的ポリティクスを描き出す 森壮也
古文書を通して過去の言葉に触れるということ――図書館の社会的な役割や図書館員の果たすべき責務を読み取ることもできる 岡野裕行
「非信仰の伝道者」の「伝道」のありよう――吉本隆明にとって宗教的なものはいつもその思考の中心にありつづけた 瀬尾育生
野村詩学の全面的実践の書――永年書き続けてきた作品の集大成 山田兼士
『エセー』の魅力を、語りかけるような文体で説く――モンテーニュの思索がいかに普遍的か 山上浩嗣
映画とはなにか、を問う映画――サラスの物語は世界の物語だ ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン共同監督『笑う故郷』 小野沢稔彦
人間の関係性に力点をおいて敷衍する語り――下総俳壇の交流を描き上げるべく資料的事実を辿っていく 大井恒行
「核兵器絶対否定」から「核絶対否定」へ 人類が核を否定するか、核が人類を否定するか――森瀧市郎の問いと足跡 三輪智博
言語論的転開以後のフィクション論をゲームで示す――博士論文をもとにしたゲーム研究の基本書、待望の邦訳 岡和田晃
閉鎖都市で起きた惨事の先駆的分析――まことにタイムリーな新版の邦訳 室生孝徳
新潟県の旧巻町と柏崎刈羽地域の事例分析からポストフクイチの社会構想を展望する――丁寧な聞き取りを重ね、住民の語りによって意思形成の背景を浮かび上がらせる 新庄孝幸
真実に近づく手段としての虚偽――余華の紡ぎだす不条理の世界 中裕史
日朝比較の壁にどう立ち向かい、乗り越えようとしたのか――「男女の愛情という普遍的なテーマを比較研究する」ことを高らかに宣言 染谷智幸
長崎の「記憶と歴史」に関する学際的研究の可能性――研究発展の将来性を示す書 松尾晋一
現代人にとって死語に等しい「さとり」の思想を、複眼的な視点で見事に解きほぐす――道元や一遍との出会いの書であり、日本文化史の教書 上田薫
百年の時を生きた詩人――まど・みちおの詩と童謡の関係性を解きほぐしてゆく 中沢けい
函館大火は我々に何を問いかけているか――膨大かつ徹底的な史資料収集と生存者への丹念な聞き取りによる重厚な「都市災害誌」 麻生将
近代社会=文学とその研究史への怒りが伝わる――芥川龍之介を中心とした小説テクストの個別分析 五島慶一








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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