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歴史をかたる営みの困難さを浮き彫りにし、アメリカ史の一断面を見事に抉り出す──NPGは歴史やアイデンティティをめぐる複数のかたりの間の「調停の場」になりうる 川口幸也
「赤面」ほど価値観を異にする社会指標はない──「淑女の赤面」の対極には男たちの「赤面」への恐怖と非寛容がある 前田和男
「失われない何か」を求める、奇妙な闘い──永井哲学の展開が一望できる一冊 吉川浩満
ダニー・ラフェリエールのジャジーな戦略──「ニグロ」にこめられる深い歴史と闇が露呈している 工藤 晋
二〇世紀最大の古典主義詩人ブロツキイのモノグラフィ──「廃墟」を鍵に、テクストに秘められた秘密を解き明かす 三郷豊
社会をどう創り変えるのか──近代政治思想史をひっくり返そうとする野心が 中村勝己
美の実学が、美を湛えた海をかたちづくる──「芸術美ではなく生き方の美」。生き方そのものの表象としてある美の実学 室沢毅
オークショット研究に資する大きな成果──『人間営為論』に繋がる政治哲学論や目から鱗の大衆論 嶋津 格
なぜ日本においてカトリックは社会的説得力を持たないのか?──果敢なる失敗と惨澹たる成功の積み重ねであった歴史を辿る 川成洋
「詩」と「歴史」が結ばれる──われわれは森が場所を変える現場をつかまえられない 川崎浹
この絶望的状況から「世界」を獲得する途──大多数の弱き人びとにとっての「世界性」を 石原俊
音楽家たちは戦時下を、音楽を発展させる絶好の機会と捉えていた──戦時下における文化を総体的に知る上でも重要な史料集 河西秀哉
リアリズム否定の創作作法は現代文学の本質に適うものか──「読む」楽しさを味わせてくれるストーリー・テリングは健在 黒古一夫
比較文学的方法により、織り込まれた引用の意義をミステリさながらに解き明かす──『死の島』の中に、より錯綜した関係性を見い出そうとする新しい試み 押野武志
「国語」教育とは何か──朝鮮語研究会・朝鮮語学会の成果は朝鮮語・韓国語の「大衆化」に貢献した 朴在植
豊かな人生のタピストリーに差し込まれる俳句という杼──「ハイカイ・フランセ」の人々との交流がさらに深まることを願う 皆川燈
文学的想像力を駆使して著された不朽の二書──高田衛著『定本 上田秋成研究序説』(国書刊行会)、『完本 上田秋成年譜考説』(ぺりかん社)刊行によせて 木越治×長島弘明
精神のテロリスト──トリスタン・ツァラの「ダダ以後」の複雑な変貌も描く伝記 谷川渥×塚原史
「日常」が「異世界」の情景に変化する──さりげない叙述の背後に鋭い社会批判も 宇波彰
グローバリズムを捉える資本主義の変容論アプローチ──『資本論』の批判的読み込みをとおして経済学の現代的再構築に挑戦 結城剛志








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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