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ヒップホップの歌詞が霊性を持ちフォロワー(信者)を引き寄せる――現代の社会で苦しむ人々が、ヒップホップを核として同じように集い、歌い、踊り、言葉に意味を感じて自分を確認できるなら、ヒップホップが宗教だと言うセイクウの主張は自然で、説得力がある ウェルズ恵子
「言語」の壁/「言語」の夢、孤絶と友愛――李卓吾が残した夥しい言説そのものの襞に分け入って、徹底的にそれを読み解き、読み直す 伊東貴之
市民がどうすれば非暴力で強権的独裁体制を倒すことができるか――私たちにも「政治的柔術」を導き出すための支援ができる 中見真理
ここにはない何かへ近づくアプローチ――「絵師の物語」を甦らせようとする河津聖恵の〈かたり〉の力 奥間埜乃
複合的かつ重層的イメージの解明を試みる――長年の難問へと果敢に取り組み、新たな視座を提供した本書の意義は大きい 岩谷秋美
演劇を通して、日本の演劇人がアジアの人たちと対等に向かい合う姿に触れる――舞台芸術が創作される現場のリアル 宮野祥子
原爆文学と震災後文学、「戦後」文学を架橋する――現在にこそ読まれねばならない 鳥羽耕史
高橋ユニオンズを知っていますか?――新規球団創設に邁進した関係者やチームの勝利のために奮闘する選手たち・監督といった登場人物の熱意や憂い、悲しみ、喜びなど様々な感情が本書の行間には満ち溢れている 齋藤拓哉
母親とは、母性とは何なのか――八月の闇から逃れようとする娘たちは光を見い出すことができるのか 古森科子
優れた文学研究者の学ぶさまを辿りなおす――文学を愛するものの書棚の片隅にひっそり置かれるにふさわしい一冊 髙尾直知
概念と生にもたらされる変化とその行方――問いを終わらせるのではなく、あくまでも問いを紡ぎ続けることを引き受け、あらたな「別の生」へと帰還し続ける 小林卓也
「星をみつめて」に誘われて――作者の「信」の構造は、彼自身の人生の中から醸成された強いものを胚胎している 黒川類
地球被ばくの現実――原発事故も核実験もボーダレス。ヒバクシャは生み出され続け、汚染地域に残る放射性物質でいまも被ばくし続けている 豊﨑博光氏インタビュー
物語にならなかった非物語はいかに救済されるのか――フランクルの思想を意味と受苦の相即性として捉え、ニヒリズムとアウシュヴィッツという二つの敵と格闘する 今井伸和
根底にある、政治的秩序の中で応答する人間の倫理という問い――若きウォルツァーの知力が注ぎ込まれている著作 藤田潤一郎
〈当座の政治的平等の原則〉の視点――地球環境問題について哲学・倫理学的に考えるうえでの一つの立脚点となる好著 白川俊介
ナンシーの哲学を驚くほど明快に読み解く――「不定の二人称」が織りなす共同の体験 安藤歴
空間と典礼の重層的解釈――コレッジョに捧ぐ日本初の本格的研究書 甲斐教行
日本人による至近距離からの朝鮮学校研究――朝高生にとっての朝鮮学校および「祖国」の意味を具体的に示す 橋本みゆき
歌を読む喜びも、歌の「読み」を知る楽しさも溢れている――人の歌を読んでいる時間や、ただ景色を見ている時間、短歌に出会ったときから全ての時間が、「短歌の時間」なのだ 榊原紘








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『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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