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二項対立の浅薄さから離脱せよ――ますます情況が見えにくくなっていくことへ、楔を打つかのように論述していく 黒川類
「法と文学」の森の中へ――従来の法学の思考法からの意図的な逸脱と多様性の確保に向けて 中村美帆
自由律、ひとは何故に新しさを模索するのか、がんじがらめの社会とは何か――膨大な資料を駆使し、樽見博が考察する自由律俳句の魅力とは? 吉田慈平
アソシエーションを「原理」と「現場」から未来へとキャリーする――この二冊は、是非とも、併読することを薦めたい 宗近真一郎
日常の確かさが揺らいでいる現在だからこそ、読まれるべき本――自明性を問い直し、多様な世界観を否定せず、どのようなものの見方や生き方をしていったらよいのかを、読者に再考させる 塩月亮子
ラッパーが示す「救済」という主題――「世俗」的な音楽であるヒップホップにおいて、なぜキリスト教的な表現が多用されるのか 矢野利裕
犬の視点から読み解くダーウィン進化論――等身大のナチュラリストに迫る 伊東剛史
武満までの距離――武満とこれから出逢いたい人にも、ふたたび出逢いなおしたい人にも、手に取ってほしい一冊 小泉恭子
日本の戦後政権は沖縄県民の真摯な声を聴く耳は持っていない――恐らく多くの都民は、首都東京の空が日本の旅客機よりも米軍機を優先していることを認知できていないはずだ 皆川勤
「応援」について文化人類学の視点からアプローチ――国や地域ごとのケースを取り挙げて比較・検討することの意義が強調される 金塚基
田の思考展開を辿る際の心強い伴走者となる書――難解な西田哲学の注釈書を書くという難儀な仕事を明晰な文体で遂行する 太田裕信
約八〇年間における「大学拡張」の歴史を考察――「開かれた大学への挑戦」とは、質保証や地域貢献の問題も含め、実は極めて今日的な課題である 浅沼薫奈
いったい現象学とは本当は何なのか?――若手の研究者とともに編者二人が再び書いた「現象学」の入門書 森村修
小説を通じて自他の間に横たわる秘密を掴む――「わかりきる」ということがありえないこと 高原英理
現在のバレエの源をさぐる――ボリショイやマリインスキーという二つの帝室劇場時代のロシアのバレエを分析し、バレエ・リュスへの流れを解明する 志賀信夫
四カ国の歴史教育の歴史が切り拓く社会形成の可能性――歴史学者、歴史教育学者、歴史教師、一般読者それぞれの立場に対応する問題意識に訴えかけ、歴史教育の再考を促す稀有の比較歴史教育学の専門書 宇都宮明子
音はいかにして物語を語るのか――物語論を主な参照点としながら、映画作品というテクストそれ自体が駆動させている語りの実態を、ストイックに探究していく 木原圭翔
アカデミズムが近代のなかでどのようなスタンスをとっていたのか――今後に検討すべき様々な課題の萌芽が認められる 安松みゆき
美術館の存在意義という根本を問う――「大幅な社会の変容」、社会の「アイデンティティの喪失」が課題 宮田徹也
ダンテ七百回忌を記念する画期的研究――一般に向けられた稀有な研究書 土肥秀行








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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