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「21」世紀へのバージョン「2.1」――十分な資料を揃え、読みものとしても面白いバランスのとれた大著 対談 野崎六助×尾之上浩司
地域を超えたグローバルなテーマ――歴史と文化の中で発展してきた重層的なスコットランド文学について、十九人の専門家が新たな知見からその深層に鋭い光を当てる 江藤秀一
「拍」は再演されなければならない――なすべきは、それぞれが自らの生において本書の言葉を受け止め、引用‐再演し続けながら、ともに生きる言葉と場をつくり出すこと 冨山一郎
検閲に立ち向かおうとし、あるいはそれに翻弄された当時の出版人たちの気配が、生々しく立ち上がる――テクストに徹底的にこだわり抜いた先にコンテクストの地平が拓けた 嶋内博愛
高畑勲作品を成立させる基盤――文学研究者による書物という銘打つ限り、その専門性が高畑映画の考察にどのような豊かな実りをもたらすのか 米村みゆき
前衛党建設(ブント再建)へ――六〇年安保闘争とその十年後の運動をつなぐ、社会主義学生同盟〈ML派〉機関紙を復刻 寄稿:鈴木迪夫氏・船橋治氏
「世界革命」を準備するために――もっと泥沼へ。突き抜けるほどに 瀬尾育生
「出来事の手触り」を追求――旧来からある「閉じた文壇」、「自閉的な私小説」という文脈を反転させ、大衆文学への通路を開いていく展開は鮮やか 中山弘明
壁を背にした労働者の物語――ナチズム体制成立前夜を描く 新庄孝幸
命の余韻――オッド・アイをもつ美しい黒猫と、美しい魂をもつおばあさんと、それを見守る幼い「ぼく」の物語 山田兼士
まさに時代に求められた一冊――日本という国家社会のカタチとその思想文化の有り様を、「東アジア冷戦」という歴史的原点から領域横断的に分析して描く 早尾貴紀
そっと開いている市――あいまいさと明晰を内に持った秘密=詩を福間健二が書いている 中尾太一
作家が紡ぐ巡礼記――カミーノ(サンティアゴ巡礼路)がこちらの深奥へと入り込んでくる 黒川類
大韓民国臨時政府の精神を貫く母子二代の苦闘に満ちた現代史――シリーズ「大韓民国臨時政府の記憶」(一橋大学韓国学研究センター企画)の二冊 渡辺直紀
緻密な考証と的確な論理から「差異」「複数性」という視座を浮き彫りに――「差別」論をいかにして構築していくのかという重要な提起 吉村智博
二〇世紀分析美学の金字塔――敵対的な論争を通じて自説を練り上げていくところは、いかにも分析美学らしい議論のスタイルだ 松永伸司
尊厳とは何であり、尊厳を守るためにはどうすればよいのか――概念分析と応用の二つを柱にした、国際共同研究の最新の成果 有馬斉
コミュニティ・メディアをめぐる豊かな水脈の地平を指し示す――子どもを主体とする「ボトムアップ型」文化運動の潜勢力 石原俊
身体のドラマとしての植民地――ポストコロニアル研究の「ひとつの到達点」 中井亜佐子
ことわざの比較とは何か――関心のあることわざを手がかりに海外のことわざを楽しむもよし、ことわざの普遍性と風土や文化による特殊性を考察するもよし 北村孝一








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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