書評/新聞記事 検索  図書新聞は、毎週土曜日書店発売、定期購読も承ります

【重要なお知らせ】お問い合わせフォーム故障中につき、直接メール(koudoku@toshoshimbun.com)かお電話にてバックナンバー・定期購読の御注文をお願い致します。



瀬名秀明版「アルセーヌ・ルパン集大成」──冒険の物語であり、謎解きの物語であり、空想科学の物語でもある 北原尚彦
全編に流れる上質のユーモア──13世紀初頭のブルボンの風俗描写にすぐれる原作に結末部まで付加した改作 瀬戸直彦
ある種の痛みを伴う「少女」性──「老女」と「少女」とを結びつけた研究方法のユニークさが魅力 野坂昭雄
認識と政策形成のツールである社会科学の信頼問題──震災一年後の福島で開催された市民参加のシンポジウムの記録 八木紀一郎
「黒人の美学」の再構築には、深化した「文化的な政治」が必要──「黒人」の歴史や文化を、「黒人」は自らの言葉で語ってこなかった 堀江耕
深く主体的に読み込み、会得すること──主体的関心をもって読まない限り、キルケゴールを読む意義はない 山下秀智
他文化圏の狐伝承群とは様相の異なる西洋中世の狐叙事詩──オランダ語作品を新たに翻訳紹介した訳者の功績は賞賛される 松村一男
独特の「ナポリ的処世術」──ナポリ人の性格を戯画化しながら自ら演じている語り手のユーモアが作品の魅力 橋本勝雄
カラヴァッジオへの飽くなき探究──マルタ島、シチリア島のさりげない描写が光る 小林英樹
中心にどしんと在る、大きく温かな父性──音楽が鳴るその詩には、豊かな多義性がある 小池昌代
反原発!──一般市民が負う「義務」は、原発政策にきちんと反対を表明すること 野間易通
従来のトートロジー論の躓きを論証し独自の哲学的考察を展開する──二つの洞察を出発点にトートロジー論を再構成し、言語学における「謎」を問う 山口裕之
キング博士とともに歩んだ黒人解放運動の思い出──対話によって「暴力的対立」の克服を 萩原信彦
たとえ小さくとも、取り替え不可能な存在が救済となる──私たちが生きている世界の至るところに起こる奇跡 松田青子
闇夜と光彩のあいだに──「相反するものの一致」を体現した、総勢11名の多種多様な論考からなるアンソロジー 今村純子
水を飲むように古典の魅力を味わえる──赤猪子を「新しい女」と定義した著者に拍手 皆川燈
複雑にして単純な哲学者──「刷新され徹底されるべき現象学とは何か」という問いが、ミシェル・アンリにおける「生」と「自己」の問題に根底的に関わっている 本郷均
自己メディア論から見たメディア社会──「同人」の領域についての新たな考察にも期待したい 松本恭幸
エッセイ形式の特徴を活かしきった批評のダイナミズム──「弱い思考」は遠く離れた相異なるものに類似性を見いだす 上野俊哉
月であることと、月という名で呼ばれていることは別次元──沖縄をめぐる言説への軽妙だが痛烈な風刺も 喜納育江








リンクサイト
サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

取扱い書店企業概要プライバシーポリシー利用規約