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「物語を生きる」人々の「生きた言葉」がここに――愛媛県松山市の久万高原で長年生活をしてきた十三人の自分史の聞き書き 植田隆
つねにリアルタイムの応答を求める社会への抵抗――近未来を舞台にした一種のディストピア小説 渡邊利道
軽く、上品で、現代的――恋愛の〈定型〉が成り立たなくなった時代の恋愛小説 倉数茂
一世紀後の現在に描く水平運動史像――全国水平社創立一〇〇年、その歴史をたどり未来へ 朝治武氏インタビュー
ヘルス(健康・保健)に関する二つの異なる保健思想の対抗を軸に――グローバル・ヘルス法の系譜と論点を巧みに整理し、鋭い洞察を加えながら歴史を記述 小松志朗
文章による「パフォーマンス」――「抒情的に」ではなく「叙事的に」書かれた報告書/保守・リベラルが並立するアメリカという国そのものを象徴する翻訳戯曲 小田島恒志
人間が人間を狩るとは――人間が狩りの衝動、快楽から根本的に逃れることができないこと、そしてその対象として同じ人間が選定されても至極当然であることを私たちに鋭く突き付ける 安倍宰
宗教と科学とのあいだで深く懊悩し考え抜いた思想家ウィリアム・ジェイムズの姿――ジェイムズの思考をたどることを通して、宗教と科学との関係という主題に正面から切り込む 山根秀介
日本型資本主義の傍系の語りが現在の問題を射抜く――「いったいなにが失われ、だれが盗んだのか」? 宗近真一郎
不条理な現実を的確に写し取る――訳文は両作ともこなれていて読みやすい 谷岡健彦
美と現実はどう出会うのか――40年をこえる詩と批評の両方での「活動」、その九冊の詩集を収める 福間健二
新しい史学史通説の礎石を据える――近代日本史学史通史の心柱たるべき業績 山口道弘
台湾文学史を書き換える――一九五〇年代は反共文学一色ではなかった 赤松美和子
文学史的な視野のもとに太宰治を位置づける――「テクスト論」以降の文学研究の潮流に対するアンチテーゼを見て取ることも可能 滝口明祥
日本軍「慰安所」は特殊か、普遍か――長年の疑問に戦争責任研究の第一人者が入念な歴史叙述でこたえる 人見佐知子
アイヌ・女性、周辺化された経験が見出す「人間」――アイヌ民族初の近代小説の書き手、鳩沢佐美夫の没後五十年記念選集 東條慎生
刑事裁判で誤判・冤罪が生じ得る原因を追究――事件当時「そこに・あった・事実」と一致するかどうかを見極めることが求められる 辻本典央
生活水準の複雑さと対峙する厚生経済学――時に混同される場合もあるベーシック・ニーズとケイパビリティの違いは、本書を読むことで正確に理解できるようになる 村上慎司
九州で起きた偽官軍事件を扱う――草莽の志士たちにとっては、悲運な時代の犠牲者となったといえるような気がしてならない 村木哲
“プラーツらしさ”が炸裂した魅力的な著作――絵と詩、イメージとテクストの姉妹関係 足達薫








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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