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詩語のなかの作者の呟くような声と発語――暮尾淳はわたし(たち)に多くの共感を与えてくれた 久保隆
画期的な農泊という発想が、共同体を開く力になる――グリーンツーリズムという考え方から、農泊は生起している 宗近藤生
浪花節の多様な側面や多くの領域との関係性を明らかに――バラエティに富む興味深い一冊 中川桂
日々を紡ぐ海色のタペストリー、草と鳥と魂たち――亡き父へのオマージュが時空を超えて私たちを海へ連れ出す 海埜今日子
まさに悪夢の安倍政権の八年半――巻き返すカギは市民とジャーナリズムにある 野上暁
機関誌から浮かび上がるナチスが作り上げようとした女性像――ナチス・ドイツと運命を共にした女性雑誌を丹念に読んだ労作 弓削尚子
表現することの大切さを、今こそ深く感じさせてくれる小説――小さな絵画教室に集まる人々の、ささやかな交流と再生の物語 錦見映理子
いま再びウェーバーに政治を問う――政治思想の分野で「意味」の視点を正面に据えた書 犬飼裕一
早すぎた「突起物の作品」――「今読んでも面白い」というより、「今読む方が真価がわかる」というのがふさわしいように思われるラインナップ 三輪太郎
関係性のなかの自分を見通す――哲学を高尚な学問のように捉えるのではなく、「考える活動」と見做す 黒川類
生成する論理と生死をめぐる哲学とはいかに結びつくのか?――西田哲学の意義を現代世界に対してこそ見出そうとする見事な手際 板橋勇仁
実体験のおよそ半世紀後に、老詩人がしたためた異郷の回想――どことも特定できない大地における、物語としては追い難いイメージの大々的な展開 管啓次郎
ブロンテ姉妹とその作品中の「食」の織り成す絵巻――姉妹それぞれの代表作とも食を連動させる筆は緻密で説得力がある 毬矢まりえ
ラカンの理論は存在しない――ミレールが拓く精神分析の「特異性=単独性(singularite)」という地平 赤坂和哉
知的好奇心の有用性からの解放を主張する――「フレクスナー神話」として生き続ける研究教育理念 渡辺かよ子
なぜ日本の社会は学位歴社会に変われないのか――文系院卒が不遇に甘んじてきた雇用慣行に果敢に切り込む 藤村正司
認識の欠如が差別を生む女性の不可視化について、――ありとあらゆる事例を取り上げる 横田祐美子
「今」眼前にある選択肢――人はなぜ書くのかという根源的な問いへの誠実な回答 山﨑修平
結んだ氷が溶ける時――社会一般の類型的なイメージのために抑圧されてきた数々の出来事が回想されながら、抑圧から解き放たれる瞬間、そこに間違いなく小説が生まれる 中沢けい
歴史的演劇人たちの想像的会話から演劇観による断定的美学批判まで――歴史から「学ぶ」、その複雑で厄介な行為を実直に行う様子が描かれている 川口典成








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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