書評/新聞記事 検索  図書新聞は、毎週土曜日書店発売、定期購読も承ります

【重要なお知らせ】お問い合わせフォーム故障中につき、直接メール(koudoku@toshoshimbun.com)かお電話にてバックナンバー・定期購読の御注文をお願い致します。



西洋文化を理解するための鍵――西洋美術における聖母マリアの図像史を追いながら、各時代と地域における図像と主題が果たしてきた精神的機能と社会的機能を明らかにしていく 池上英洋
戦前と戦後の素人演劇の質的な変換――膨大な資料に真摯に向きあい、あまり着目されてこなかった素人演劇の作品や演劇論にも光を当てた著者に感謝したい 宮野祥子
今ある「合理性」は当たり前なんかじゃない――知的にもとても面白い好著 森元斎
共感を呼ぶ、誠実な語り――心理的、社会的、政治的文脈における女性の身体イメージの問題は根深い 小川公代
差別を論理的、客観的に考える――差別対策の柱は「法規制」と「教育」だ 対談 清原悠×中村一成
慰安婦たちの「声」を聴く絵画の授業――連帯の可能性と希望を指し示してくれる 佐野正人
資料の復刻は立派な「社会貢献」の一つ――日本国内で全ての原典を閲覧できる所蔵機関は今後も現れないだろう 河原林直人
文学談義、生活の諸レベルにわたる率直なやりとりの魅力――註記、交友録、略年譜は詳細であり、学術的にも使い出のある重厚な一冊 大木志門
新自由主義下での「母性の自己責任化」とそれに抗する女性たちの実践――「戦略的母性主義」による抵抗の可能性について、理論的、実証的探究を試みた野心的な一冊 山根純佳
戦地で描いた画集とは思えない優雅で穏やかな雰囲気――歴史を学ぶものにとってはどのようなものでも何らかの史料的な価値がある 倉沢愛子
関東大震災・朝鮮人虐殺から九八年 本紙編集・米田綱路
世阿弥の生き様、その思いが見えてくる――能楽を大成した世阿弥が晩年、佐渡に流される船中から、その後の日々を描く 木下朋子
ミステリーとホラーを繋ぐ蝶番としての幻想――小説の前景では社会派ミステリーがスピード感を持って丁寧に描かれ、その背後に伝奇的ホラーが、陰謀論めいた異形の世界に広がっていく 渡邊利道 渡邊利道
〈文化〉から、人間らしい暮らしを問い直す――コロナ社会の中で文化芸術の足場となる憲法25条の可能性 志田陽子
映画の脱神話化――濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』 谷昌親
学界、実務に対して新たな角度から問題提起――インターネット上のヘイトスピーチという共通項を軸に、法学者、実務家、ジャーナリスト、哲学者等が広い視野から議論を展開する 奈須祐治
社会思想史の視点から、相模原障害者殺傷事件の背景にある現代日本社会の特質に迫る――障害のある人本人参加の実践こそ、多くの人々の内面化している「根源悪」の軽減につながる 鈴木靜
在日コリアンのリアリティを描き、「他者」と結びつくための想像力を回復する――排外主義と向き合う、一つの実践 永吉希久子
主題から主体へ――「マン・レイと女性たち」展(@渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム、9月6日まで)を巡って 木水千里
大阪・西成を「子どもたちがつくる町」として描く――西成で子育て支援に携わってきた五人の支援者の語りを通して、過酷な状況のなかで生活するこの町の子どもや親の声に徹底的に耳を傾けようとする姿を活写する 松木洋人








リンクサイト
サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

取扱い書店企業概要プライバシーポリシー利用規約