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世界最長の口承文学――こなれた翻訳によって、活き活きと再現されたゲセルの世界に引き込まれる 貞兼綾子
根源的な場を共に紡ぎ出していく場としての、女たちのテント――テントは立派な思想の言葉をもって、そこに立っている 竹内雅文
チッソの創業者・野口遵をモデルに、原爆で壊滅した広島を蘇らせる――著者の並々ならぬ思いと筆力 植田隆
「山宣」の「反骨」精神を日常という文脈から照射――激動の時代を生きたひとりの女性の記録が現在に問いを投げかける 堀江有里
食品の放射能汚染と安全基準についての包括的考察――「安全神話」がここでも混乱を助長した 山辺裕之
ありふれていない方法で描かれる見事な思想史――スピノザが人びとに好かれていたという事実 仲田教人
残酷な政治の中で生きる人間を文学はどう描けるのか――国家テロによって破滅させられた青年が、悶え苦しんで勝利者に:金石範が語る、長編小説『過去からの行進』 金石範
「成人儀式」としての冒険物語――一つの小説が「冒険小説」と「哲学小説」の二重構造になって同時に進みはじめる 石井光太
既存の美術史を転覆し「爆発」させる――漫然と更新される美術史に対して、本来の美術が持つ生き様という楔が打ち込まれることを切に願う 宮田徹也
尋常ならざる熱量を放つ新聞社の社史――ドラマだけではない。韓国は新聞も熱く、興奮させる 和賀正樹
原子力「村」と村呼ばわりは、本当の村に対し失礼千万、奴らは「マフィア」だ――現在までの原子力利権構造を明快に切開して、これからの道筋を提起する 室沢毅
現実/幻想の目眩く「スイングドア」のような世界――3・11の悲劇への幻想小説作家による渾身の回答 山田宏明
血縁を超える家族をどうやって創るのか――現代は「科学から空想へ」と歩み出したのではないか 澤則雄
2012年上半期 読書アンケート 笠井潔、中井久夫、巽孝之、澤田直、清原康正、竹中佳彦、渡邉大輔、安田敏朗、森浩一、阿木津英、小森健太朗、天沢退二郎、塚原史、布野修司、古賀徹、中村邦生、川本隆史、柏木博、佐々木力、野上暁、川村邦光、粥川準二、小倉孝誠、上村忠男、郷原宏、島谷謙、荒川洋治、細見和之、井川博年、高橋敏夫、船戸満之、新城郁夫、金森修、福本英子、鈴木将久、佐藤泉、崎山政毅、鈴木創士、青木孝平、鶴見太郎、小倉英敬、坂野徹、石原千秋、中金聡、天野知
綺譚の悦楽――原著の選択から巻末の解題に至るまで、馥郁たる香りをはなつ一冊 天沼春樹
反原発運動の拠点『技術と人間』――力及ばず福島第一原発事故を防げなかった悔しさ 天笠啓祐
江戸文学から『囲碁の民話学』まで幅広く渉猟した博捜の書――中国人の文字感や漢字文化の特質を浮き彫りにしようという試み 中村明
ただならぬ小説にして、忘れられた傑作――物語の二進法が機能しない驚嘆すべきミステリ 中村邦生
常に「いま」に向けられた思想的問い――一九六〇年代からの前衛演劇運動を主導し、二十一世紀の現在も疾走することをやめない永遠の先駆者、唐十郎 富岡幸一郎
ブラッドベリは「死なない」――神のごとき透徹した無常観の背景にあるもの 恩田陸








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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