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一次資料の丹念な探索に基づく優れた研究――戯曲本の書き込みの綿密な検討が著者の真髄を示す 小林章夫
「エビデンスにもとづいた柔道事故の実態把握」の欠如を厳しく指摘――武道必修化の動向が、ある意味で柔道事故を「見えなくさせてしまった」のか 倉石一郎
老いるって、ちょっといいかもしれない  
繰り返される「差別と棄民」の政策――原発事故から何も学ばない安倍政権 山田宏明
若き日のデュフレンヌとリクールが新たな思想的可能性の地平を拓く――来るべき未来へ向けて奮闘した二人の、ヤスパース研究史における屈指の力作 中山剛史
韓国・朝鮮映画の「青春」そのものといった趣きを感じる――草創期から日本統治時代の終焉までの韓国映画史が書かれた書物 門間貴志
一人の女性が経験した、非常に個人的な苦しみと回復の過程が描かれる――今まで道徳の圧力で黙殺されてきた女性たちがはっきりと見えている 寺村さくら
国家が直面してきた人種とジェンダーをアメリカ文学はどう描いてきたか――多くの国内外の先行研究をもとに分析するスタイルには説得力がある 君塚淳一
小説家として生きるという綱渡りの孤独とその怪しさ――ファンとしての「聖なる狂気」を乗り越えていこうとする根性が行間に滲み出た評伝 荻世いをら
ライチョウの生態についての貴重な報告――個体数減少を食い止める抜本対策が必要だ 山辺裕之
それでもつねに希望はある――深いポエジーを湛えた「短章集」 皆川勤
旅行記や漢詩から中世日本の姿を明らかにする――室町時代には頻繁に日本にやってきた朝鮮使節 中村一
引揚げの物語の神話的水準とかかわりあう一書――戦後そして現代日本の社会や文化を眺める風景を一変させる可能性をもつ 野上 元
ロマン主義批評のあり方を「自伝」形態で具体化したエッセイ――精神史と詩学を一つの次元で語ろうと試みた、アイディアの吹き溜まり 中村仁紀
アーレントのシオニスト的遺産?――シオニズムとの出会いから決別までのアーレントの政治的軌跡をあとづけたドキュメント 赤尾光春
現時点でもっとも実証的かつ包括的に大学教育の何が問題かに答える書物――「自律的な学習時間」を焦点に、説得力ある改革の処方箋が描かれる 伊藤彰浩
息子から父親への最上の贈り物――バルトークの思い出の数々は、まるでプルーストを読むように甘美だ 上川修史
「日本的」哲学の展開およびその可能性を示した画期的な著作――主に大西克礼と和辻哲郎に依拠しながら日本の美学・芸術を論じる 小浜善信
スポーツ界のありかたを問う社会派小説――オリンピックを見直させる長篇小説 香山二三郎
思想喪失の時代に人類精神史を振り返る――壮大なパースペクティブの下に宗教と哲学を俯瞰し、ポストモダンの時代の日本人を位置づける 香椎雷太








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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