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着想をする「自分」と「書く者」のずれ――感文一致を夢見た者たちの闘いは、いつも孤独だ 乗代雄介
下町の古本屋の懸命な好奇心――独学の意欲があれば古書の世界は一生学校だ 内堀弘
映画人の波乱に満ちた人生軌跡――「植民地近代」という表現空間の中に日朝映画人の交流・葛藤・苦悩の軌跡を読みとる 佐々充昭
これこそ「ウチナーンチュ」――親の家を離れ、一人沖縄の高校に進んだ少女はたくさんの人に会い考える 名取弘文
沖縄が日本に追随もせず支配もされず主体的に生きていく道を描く――独立国から「琉球処分」以降の「植民地」へ。琉球・沖縄の歴史像と未来像 近藤健一郎
互いに影響を与えあった二人の歩み――井上雅二と秀の気宇雄豪な半生を描く 藤田賀久
「絶対言語」の思想へ――過去三十年間にわたり考え抜かれた吉本隆明探究の成果 添田馨
どこまでも純化して輝く〈闘争〉のために――女性はいかにして自らのパーソナルな生/性を確保し得るのか 鈴木貴宇
新たなる分身としての「フーコー」を、出来事として生み出す作業――「マルクスへの表面的な拒絶」に惑わされることなく、フーコーをマルクスの正統な継承者として評価 栗原仁
ギャグのひとつでも言いたくなる悲惨な現状で――同じ過ちを繰り返さない未来を作る役割を担う本 金村詩恩
今を顧み――支配という事実に対する人々の反応がひとつひとつ描かれてゆくところにこの小説の読みどころがある 高原英理
なまなかの教育書を超える、周到に計算され尽くされた「メタフィクション」――教師をなりわいとする者、また文学に関わる者に等しく新たな力を与えてくれる書 中山弘明
『源氏物語』を継ぐ作品達、その魅力と交響――物語と和歌をめぐる、王朝文学の旅 大塚誠也
悲しむ者にどう語りかけるか――韓国文学の「当事者性」 渡辺直紀
現在の規範に違和感を抱くすべての人びとの連帯へ――美容という個々の実践を通して、まずは自分自身を肯定する 楠田ひかり
死刑執行もまた、国家による殺人である――手に染めた犯罪行為にたいし真摯に向きあいながら、被害者、遺族の気持ちに思いをよせている 宗近藤生
左右に偏らない中道健全な河合思想――現代日本社会において必要不可欠な大きな灯台 川成洋
『アンネの日記』の作者の歩みと時代背景――アンネ・フランクの生涯を臨場感をもってえがく 川上登
「スポーツ運動」の実証的な歴史叙述――史実を明らかにした基礎文献としての地位を、本書は揺るぎなく確立した 市橋秀夫
長距離ランナーの奇妙な孤独――相手を「いま」と「ここ」に引き込もうとする話者が眼の前にあらわれる 千葉文夫








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『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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