書評/新聞記事 検索  図書新聞は、毎週土曜日書店発売、定期購読も承ります

【重要なお知らせ】お問い合わせフォーム故障中につき、直接メール(koudoku@toshoshimbun.com)かお電話にてバックナンバー・定期購読の御注文をお願い致します。



デューイの哲学を体系的に把握するうえで、きわめて完成度の高い著作──行動の方法を考案するための論理をテーマにした、円熟期の大著を全訳 藤井千春
言語学の根本前提をひっくり返す──局地的な言語現象の分析を超えた、言語学そのものへの挑戦 野矢茂樹
文学の「いのち」が香り立ち、魂が揺さぶられる心地さえする〈読み〉の論証──『国語科学習指導要領』改訂を背景に浮上する諸問題を考える上で必読の書 大國眞希
キリスト教の信仰者でなくても、立ち止まってふりかえる時間は必要──イエスと女性のかかわりを通じて信仰の内奥へと分け入る 梶葉子
上方の地下歌人が堂上から得たものを一般へ伝える実態の数々が明らかに──作品なり作家なりがもつ多様な性格を、みごとに浮かび上がらせていく 佐藤勝明
「水」の彼方に「光」を求めてはじまった合衆国の未来は何処へ──「アメリカ文学の原点」を「水」と「光」の隠喩に求める意欲的な論集 麻生享志
中国のインテリの間で議論された奥深い問題が盛り込まれた「禁書」──再びのバブルに浮かれている日本でこそ、同様の作品が書かれるべき 飯塚容
閉ざされた各部屋の扉や壁の裏に潜むイギリス人の森羅万象を詳らかに──身の回りにある「モノ」にも、ひとつひとつ語るべき物語がある 川成洋
切断し、新しい地平を行く人々──21世紀におけるアヴァンギャルドの有効性を問う 後藤美和子
ガラガラポン横一線 今こそ目を凝らす──スサンネ・ビア監督『愛さえあれば』 谷岡雅樹
「冬の時代」の外交官の苦闘──太平洋戦争は回避できたのだろうか 山田宏明
萩原朔太郎をひろく他分野の研究に接続する可能性を秘めた遺稿集──とくに最終章は、共同体の仲間意識が優先される現状を批判した、圧巻の近代「友情」文化論 安智史
人生の意味におけるヒントは、束ねた洋封筒の中心部に──日々は細部から成り立ち、神は細部に宿る 白井明大
世界文学史におけるチェーホフの大きさを確認する──私たちはこの本を出発点に、まだまだたくさんの出来事を語りうる 岩本和久
詩に向かう止むにやまれぬ熱い心情は、本書に参加した女性たちの詩の通奏低音──敗戦を二歳で迎えた三十三人の詩人が寄せる、ユニークな切り口のアンソロジー詩集 皆川燈
歴史の重層性・多様性をカラー図版で知る──英国史を壮大な物語として飽きることなく読者に頁をくらせ、さらに優れた選択を経た図版で立体的に歴史を構成することにも成功している 立石弘道
「未確定領域功利主義」を軸にした十数年間の諸議論の集成──倫理学の自然化の流れの中で、あるべき倫理学理論を提示する 蔵田伸雄
ナンシーの「イマージュ」を描き出す──西欧形而上学の伝統的二元論を脱構築する思考 松葉祥一
現在、夢の皮膜を、深く…… 吉増剛造×佐々木敦
「大正生命主義」を批判──「第一次大戦と日本文学」というありそうでなかった視点から大正期の思潮を読みとく 加藤弘一








リンクサイト
サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

取扱い書店企業概要プライバシーポリシー利用規約