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石牟礼学の集大成――石牟礼道子の作品群が全体として近代批判であり、「私」でなく「私たち」という共同性の再生への祈りであることを明らかにする 榎本眞理子
「他者としての生」の声を浮き彫りにしていく――「オオシマ」に覚醒された御園生氏の感性を鮮やかに蘇らせる一冊 久保豊
グローバリズムの抵抗概念――「人間」が存在すること、その持続性を問い続けていくこと 久保隆
アメリカ・ユダヤ文学(研究)の未来のために――古いからこそ新しい、堅固で鋭い文学的洞察に満ちている 片渕悦久
「温故知新」の一冊――「データ通り」には行かない視覚表現の奥深さを知る 桂川潤
近代仏教という枠に収まらない清沢満之の思想――異なった学問領域を背景にもつ若手・中堅の研究者による論集 岩田文昭
科学なしのヴェルヌ、作家像の刷新――後期作品の端緒に位置する歴史小説 新島進
これからの日本の専門的なクィア・リーディングを牽引――現代小説の読解を通じて、問題点を明らかに 武内佳代
とにかく移動しつづけよ――「21世紀」に併走して書かれた言葉で成立している批評集 森山直人
世界を、世界文学を、イルマ・ラクーザとともに、ゆっくりと歩く――あらゆる経験を受けとめ、あらゆる表現を生みおとす産屋としての「ゆるやかさ」 新本史斉
F・ガタリ=上野俊哉の協奏曲――現代世界における人間と社会と自然と機械の関係を独自の視角から論じた好著 杉村昌昭
ラテンアメリカの歴史を織り込んだ〈独裁者小説〉の傑作――魅惑的な逸話の数々を繰り出す〈語り〉のマジック 大西亮
近代上下水道建設に東奔西走した先駆者バルトンの姿が鮮明に――その生い立ち、活躍をドキュメンタリー風に描いた、記念すべき作品 坂本弘道
ジャーナリズム史の有用な記録が復刊――新史料が投げかける問題も大きい 谷口幸代
文革期のほろ苦く切ない記憶――現在中国で最も活躍している劇作家・過士行の短編小説集 瀬戸宏
終わりなき誘惑を続けるデリダのエクリチュール――その誘引力の秘密を解き明かそうとする魅力的な書 亀井大輔
知ることではなく、信じることによって意味は回復する――ロゴセラピーにおけるソクラテス的対話の必要性 今井伸和
堺利彦像を塑造する試み――曲折する堺の社会主義思想を、どのように評価するか、その評価の基軸が問われている 後藤彰信
日本映画史再構築への深い情熱が感じられる――今日的に重要度の高い問題を提起 鈴木義昭
モラルの語りとしての寓話――原著副題に「子どものための」とあっても、むしろ大人が読むのにちょうどよい 土肥秀行








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『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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