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「転向と挫折」を跡づける論文集――理論の幅よりも実践の幅のほうがはるかに広い 高島直之
ファンの高いハードルを越えた“贋作”――手塚治虫の人気漫画『ブラック・ジャック』の設定を用いたオリジナル小説 飯城勇三
グルジア=「水で描かれた物語」――ザザ・ハルヴァシ監督『聖なる泉の少女』 小野沢稔彦
戦前期の大東亜ではなく、活性化する「アジア」として――スポーツによって国という境界を超えたマラソンランナーの生涯 植田隆
「アレクサンドロス研究の力点を変える」ことをめざす意欲的な一冊――「歴史」とはいかに創られるのか、という根本的な問いについても考えを深めることを促す刺激的な書 澤田典子
詩の幹と根、あるいは〈農民芸術〉の夢――作家論三篇が「詩の空」を、巻末の八篇が「詩の地面」を表している 山田兼士
荒々しく、饒舌で、ずっしりとしていて、黒い――1950年代後半から60年代にかけてのエリスンの初期短編を集めた一冊 倉数茂
「国語」から解き放たれて「言葉」を獲得することへの祈り――「わたし」とは何か、「ふつう」とは何か、という問いを生きる 大和志保
漱石とその時代の熊本の姿を生き生きと蘇らせている――今後の熊本時代を中心とする漱石の伝記研究において、不可欠の一冊 坂元昌樹
今後の移民政策を考えていく上で何を考えなければならないか、という指針を示す――他国の移民政策を参考にしつつも、日本独自の制度形成が志向されねばならない 上林千恵子
現在における文化人類学として屹立させていく方途――人類学が、そしてわたしたちが「あらたな共同性」へと思考していく 皆川勤
危機感と絶望の中で、自身の実存を守るために――詩と行為が一体化した難民二世の詩人には、未来を確信する以外に生きる術はない 河津聖恵
くじ引きによる民主主義の再生を提案――我々が漠然と抱いている疑問点を明解に指摘し、眼前の靄を取り除く一助となる 岩崎正洋
映画史・メディア史の叙述を更新するために――オーディエンス・カテゴリーの言説的構築という従来的な議論に回収されない、豊かな方法論的示唆を含んでいる 近藤和都
縦横無尽に行き来する「回路」のようなエッセイ集――一つ一つのエッセイはコンパクトなので、どこからでも読み始められる 今野真二
現実や世界への疑いや接近の試み――四つの短編小説がそれぞれ存在の不安感に、静かに、しかし次第に燃え広がる火のように、じわじわと迫ってくる作品 暁方ミセイ
大衆消費社会のアッパーミドルを楽しませつつ、負の歴史や社会的問題に触れさせるための方法とは――東浩紀の言説戦略を見る 藤田直哉
連環と連動――日本語の記述に軸足を置いて、いかなる試みがなされていたのかを克明に掬い上げ、検証・検討を加える 木村一
クリムトの〈黄金のアデーレ〉誕生と、その後に辿った運命のストーリー――幾つもの物語が紡がれ織り重なりながら、真の芸術は次の時代へと手渡されていく 森山恵
(ポスト)フェミニズムと新自由主義の葛藤――必要になってくるのは「連帯」である 竹田恵子








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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