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光州コミューンの真実を鮮やかに甦らせる連作版画――「抵抗の共同体」をどう創り出すのかの問いかけは、今も 黄英治
常に脱領域化し拡張を続ける「前衛」――若松孝二、足立正生といった神話的な人々の作品までもが本書の対象になっている 梅本洋一
逐語訳の大いなる徳、ベンヤミンにならって──〈現象学的還元〉とでもいうべき哲学的論述はみごとな達成をみた 鈴村和成
福島の人々の苦しみと怒りは、戦争や内戦の悲惨に重なる──人間がコントロールできないものはやめるべきだ:世界への視座 福島 三留理男
ラブホのおばさんの視線が切っ先鋭く現代社会に走る──メディア報道の陥穽を衝く痛快な“独白” 山井 悟
新たな吉本像を開いてくれた──始原の吉本を胚胎する天草という場所と、戦争期における吉本の時間性が、一体となっている 久保 隆
「連帯」の再文脈化を──互いが互いと共に生きて在ることが、あらゆることに優先される:世界への視座 沖縄 新城郁夫
アルプスを歩く一年を過ごして──山から見る目線、精霊の声:世界への視座 アルプス 増田幸弘
破天荒な展開に驚愕しながらも幻惑され魅了される──ニューヨークのドラッグにまみれたどん底を体感した作家だからこそなせる業 飯田隆昭
関東大震災の朝鮮人虐殺は、なぜ阻止できなかったか──新しい角度から歴史の惨劇に光をあて検証した労作 井上春樹
時代とともに移動してきた吉本隆明──本書が生前に刊行されなかったのは何故なのか 月村敏行
有名な武将から名も無き男まで、九人の「初陣」をリアルに描く──時代考証に定評のある著者が、徹底した調査で当時の状況を再現している 末國善己
「静物」の味覚と個人の誕生の物語──見る者の触角や味覚に直接訴えかけるような絵画の豊饒な感性の領域を問題にした意欲的な論集 尾崎彰宏
正月の劇場──振り袖の観客がいて、客席がぱっと華やかだったころが、いかにも正月らしくてよかった:新春エッセイ 大笹吉雄
「ロシア近現代史」という途方もない現実の中から滲み出るようにして「今」に滴った「脂」──意外に普通の力編として楽しめる小説 丹生谷貴志
現在というごく小さな一点に生きる命の必然を記録、刻印する作業──生き物たちのいとなみ、その命のきらめき、紡がれることばの韻律の美しさ 八木寧子
社会主義論構築への新たな視点を提起──自己の非絶対化が社会主義の内容を豊かにする 北島義信
書名の自負にたがわず、最新の現代イギリス情報を提供──イギリス現代史をはじめとして、多岐にわたるわかりやすい解説 立石弘道
囚われの空間を越えて──2012年演劇回顧 高橋宏幸
人間の心のひだを丹念に追いかける作風が中国でも広まりつつある──生身の人間どうしの交流が困難な時期こそ、文学による相互理解の意義を再確認 松本健二








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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