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全体主義による簒奪からニーチェを取り返す、秘かな思想的抵抗――誰もが自由にニーチェに向き合い、交わりを遂行し得る多元性の空間としてニーチェを現前させる〈メタ・ニーチェ論〉 山下真
「贈与の未来」を開こうとする思想史――「贈与」という日常的な事象をその予想外の深みへともたらす語りの妙味 亀井大輔
ローゼンツヴァイクの実践報告――彼自身の手によるドイツ・ユダヤ思想史の試み 佐藤貴史
道標を打ち込むサルトル――サルトル倫理学のありえたであろう全貌に迫る 増田靖彦
教員側もそろそろ「人権宣言」を発動すべきだ――文科省の生殺与奪権を握る大学評価はあまりに杜撰 川成洋
夏目漱石研究の重要な証拠となるが故に特別な「お宝」――資料の助けを得た実証的な考察により、漱石、及びその作品の理解が従来のものと変わってくることは多分にあり得る 古山和男
混沌たる状況を解く手がかり――現代の最重要問題をテーマにまとめた書 遠藤薫
時間はまだある。今のところ、戦いは民主主義か否かという二者択一の問題ではない――現状と課題に正面から向き合うための視点 岩崎正洋
人への優しさに溢れた書――〈私は私が生きたいと思うように生きたい〉という信念を繰り返し綴り、それにより〈あなたはあなたが生きたいと思うように生きて良いのだ〉というメッセージを読者に伝え、励ましてくれる。田中美津の主張は、今日でも色褪せることなく光を放っている 大橋稔
スキャンダル頼みの野党の根源はここにあった。しかし、内閣「信仰」はこれでよいのか?――議院内閣制は明治日本の問題意識で作られた歴史的理解である 小堀眞裕
ジャック・ヴァシェ著『戦時の手紙』(原智広訳)は「創作」翻訳で済まされるのか? 後藤美和子
三様の「わたし」――カントとともに人間を究明する 竹山重光
理想というものに手厳しい人たちにこそ手に取って考えてもらいたい本――民主国家の課題をさらに深化させる 馬原潤二
黄土高原の農民群像――いままでの文革ものとは全く異質の世界 立松昇一
「人間とは何か」というストレートな問いに貫かれる――LPレコード/ダブルアルバムへの憧憬から編まれた二冊組 岡嵜郁奈
語られることのなかったダダの可能性――ヘーヒ自身の模索と、著者自身の探求が奇跡のように美しく融合 小松原由理
解釈という呪縛から解き放してくれるしなやかな揺れ――複雑な構成と軽やかな筆致とが表裏一体をなす詩篇はけっして読者を拒まない 奥間埜乃
欧米の神学からの自立を問う試み――自らの「信仰苦」を誰にも語ることができず一人で悩んでいた若い信徒や牧師たちを惹きつけた 伊原幹治
主権者教育の目的論を吟味し、「真正な学び」の再構築を促す――教師の主体性と授業の社会文化的な文脈を踏まえた提案 斉藤仁一朗
身体をめぐる植民地主義とサバルタンの抵抗――表象と歴史、近代と植民地主義の関係を再考するために未だ現代的意義を有している 水谷智








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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