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未来を設定することでこそ浮き彫りになる現代――生と死、同一性 門倉直人
「時間論的転回」の最新かつ重要な成果――およそ三〇〇年におよぶドイツ史の重要人物や政権について、膨大な研究文献、当事者の著作や回顧録、演説、手紙などを幅広く渉猟して編まれた書 村上亮
植民地朝鮮から植民地日本に届けられた独立と抵抗の詩――時代の闇が深ければ深いほど光り輝く星を歌う 崔真碩
ケアやケア労働を毀損してきた新自由主義的な人間観や世界観の根源的な転換を――ケアの概念を人間中心主義から人間=自然間の物質代謝関係へと拡張している点に本書の斬新さがある 林みどり
「がっかり」がテーマの異色の古典童話――洗練されたタッチのユーモラスな挿絵も味わい深い 長野徹
「ドゴールとはいったい何者だったのか?」という根源的な問いに改めて深く迫る――没後約半世紀を経た現在の世界において、改めて様々な示唆を与えてくれる評伝 小窪千早
「あまりに人間的な」私たちと私たちの生きる世界を、パンデミックのなかで/を超えて考える――人間自らが生み出した統御不能な状況に対する診断と、この状況が人間に再考を迫るものの周りを巡る思索 馬場智一
感染症対策に関する国際法の歴史を通覧――感染症というグローバルな問題と国際法との関係を解きほぐす 西平等
繋ぐこと、繋がること、その〈証=あかし=灯〉――青森県立美術館「東日本大震災10年 あかし testaments」展(1月23日まで) 逆井聡人
書くという行為のポテンシャル――福間恵子だけのポルトガル 野村喜和夫
風景は描くが「風景画家として賞賛されたくない」――バロック期の芸術家の自意識に迫る 川合真木子
震えから震えへ――本書から読者が受け取るのは、「触発」とはいかなるものであるかについての類い稀なドキュメントである 郷原佳以
固有なレゾナンスが詩徒たちの普遍性を射抜く――詩人たちの境涯の、ときにあまり知られていないシーンを活写して、真っ芯のところに著者のレゾナンスの言葉を打ち込んでいる 宗近真一郎
大麻問題のなかで傷ついて苦しむ人びとに重きをおいて、厳罰化とは異なる政策のあり方について言及――アメリカと日本を中心とした大麻の問題をテーマに論じる 本田宏治
不可視化される多様性に対する「表象の暴力」を脱構築する試み――ブリティッシュ・エイジアンによる音楽をめぐる文化的闘争を分析 井上貴子
ヨーロッパの植民地主義とファシズムの暴力や「野蛮化」との連関――今日における急進右翼の台頭や「民主主義の後退」を考える上での洞察が導き出される 藤嶋亮
シベリアに受け継がれてきた生命観について論じる――現在の日本に生きる私たちが今一度生命について考えることの必要性 山口未花子
伝記的学術書、目を見張る精緻な目録――蒸気船にかけた「湖(うみ)の男」、一庭啓二の偉業とその一途な生き方に感服した 辻教雄
人文精神の生んだ奇蹟の書物――人間バフチン像の空白部分を補ってくれる貴重な資料 望月哲男
雪のようにとけてゆく思想――どこを切り取っても透明感に満ちた日本語をどう読むか 松下育男








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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