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阪田寛夫の作品をたどりながら、根底に秘められたキリスト教の信仰の内実へと迫る――丹念な追跡を通じて、阪田の心の鬱屈や韜晦が徐々にほぐれていく様子が伝わってくる 梶葉子
聞き書き、抗いの言葉――なぜいま聞き書きか。作者たちの届ける声を読者はいかに他者へと受け渡していけるか 茶園梨加
熱気と歴史に対する複雑さを感じて止まない――まるで新生児なのに、老人のようでもある。著者の言葉は、詩のように、漂っていく 宮田徹也
倫理的問題としての動物の利益を考える――ピーター・シンガーの論集 高江可奈子
資本主義の「その先」を考えるうえで示唆に富む書――若者たちの連帯を勇気づけるとともに、資本主義をトータルに批判する言論を活性化させるきっかけに 德宮俊貴
沖縄の住民の日々の苦悩や苦闘――戦前沖縄の反資本主義の闘いにおける「労働」や「小農」の動きを通じて明らかに 並松信久
道徳の根幹に関わる道徳的知識の是非を問う――メタ倫理学に興味を持つものにとって必読の書 蝶名林亮
内なる彷徨ときらめき――戦時下上海の編集者たち 中村みどり
われわれがいま読むべきロシア(イタリアを通じて)――銃殺されたロシアの反体制ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤについての二冊 土肥秀行
西洋、中国、日本が織りなす黎明期の日欧交流をたどる――未知の言語に挑む人々の息吹を感じてほしい 小川誉子美
挿絵画家が描いた自伝の続編――自らの青春とヴィクトリア時代のイギリスを写し出す 俣野麻子
ある女優がスターダムに上りつめるまでの、一気に読了できる大長篇の一代記――中国文化、風俗習慣に関する知的好奇心を満たしてくれるところに魅力がある 飯塚容
ヘブライ語から生まれる現代の物語――歴史は繰り返すかもしれない。だが、変化は不可能ではないのだ 柳澤宏美
天まで響く蛙声と生命力、福島が生んだ土着性の詩 澤正宏氏インタビュー
まだ絶望ではない――現在を生きるためのヒントを、フィリップ・K・ディックの著作の中に探る 藤田直哉
事後性が「秘密」=男権的抑圧の傷痕を差延する――「人物」の背後の抑圧の苛酷さを照射する一冊 宗近真一郎
美術展の先駆けから今日まで、分かりやすく、流れるように描く――様々な史料を紐解き、明治以前から二〇二二年までの展覧会にメスを入れる 宮田徹也
来たるべき「セルフケア」にむけて――現代社会を覆う「ケア」のシステムに抗うために 星野太
たしかに存在した人のまなざしに真摯に向き合う労作――本書自体が、性的マイノリティへの聞き取り調査研究に関する「ゼミ指導」のように感じられる 堀川修平
子どもを独特の仕方で世界や他人と関わる存在として論じる姿勢――情動性と想像的なものが大人の生にも深く関わっていることを示す 川崎唯史








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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