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逆転の契機の想像力が湧いてくる書――社会をより良い方向に転換させる可能性と格闘した著者の思考実験を追体験する 若森みどり
純文学とミステリー小説の双方の特徴を有した傑作――週刊誌連載の小説らしい批評性も有する 酒井信
ネーデルラント美術のヨーロッパ的広がり――しばしば地域的個性を閉ざされたものとみなし、紋切り型の美術理解を抱きがちな我々の常識を心地よく揺さぶってくれる好著 青谷秀紀
隠し絵のような光彩を放つ、窮極の一冊――八面六臂の多才な芸 越川芳明
現代に蘇る浦上玉堂の琴興・詩作・席画――十八世紀後半から十九世紀初年にいたる日本列島の知的雰囲気を眼前に彷彿とさせる 稲賀繁美
「動物保護」にひそむイデオロギーを見抜く――今後の課題は本書の示した「反・文化植民地主義」認識を西洋に普及させること 三浦淳
ハンセン病療養所における「自治」とは何であったか――ハンセン病問題研究の現在における到達点を示す一冊 坂田勝彦
日本近代教育の「申し子」としての随意選題綴方を問う――芦田恵之助の随意選題思想を通じて新たな視点を提示してくれる好書 川地亜弥子
意欲的な提言が集約されている――違いを異和として見做すのではなく、違いを尊重し合いながら、共同性をかたちづくっていくべき 宗近藤生
女性たちは自由になれたのだろうか――理論的考察と質的調査によって明らかに 須川亜紀子
マイノリティ研究の新しい領域と方法論を提示する――反差別の社会運動について歴史的整理を試みた稀有な本 伊藤悦子
物語化しない人生の静けさと愛おしさ――登場人物たちの自伝的語りが複数収められる本作は、重層的な自伝的小説でもある 川崎明子
「抑圧からの自由」から「自分らしく生きる自由」へ――林家三代が個の視点で語る台湾現代史も興味深い 濱田麻矢
ライフワークのイメージを超えて――一人ひとりの「知恵・情熱・大志」の総和 植田隆
フェイクな時代に抗うために――二〇世紀後半から展開され、現在進行形で論争が続いている新たな認識論の諸問題を紹介 山田圭一
フィッツジェラルドの一番美味しい部分を存分に味わえる――映画という形式はライバルである以上に、小説が開拓すべきフロンティアだった 坂根隆広
ドブネズミの声は風に消されても――歌詞を「詩」として捉え、自立した言葉と言葉との関係のなかにあらためて置き直す 矢野利裕
地上の民話的なものから壮大な宇宙神話まで――これ一冊があれば、幻想の境にしばらく耽っていることができるはずだ 北原尚彦
近代中国の基層社会を生きた人々のしたたかさ――さまざまな新史料を用いて、リアルな実態を描き上げる 宮内肇
ポランニーの思想の特質を浮き彫りに――「ハードなポランニー」の解釈の立場から議論を展開 太田仁樹








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『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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