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歴史的連綿性からみる生きたヨーロッパの極右――共通の旗幟、複数の潮流、未完の闘争 譚天
「アメリカの忘れ去られた核のモルモットたちの話は知られなければならない」――国策である核開発のために被曝し、公的な謝罪と補償を求めて提訴した24人の原告の証言と、裁判に至る経緯 市田真理
甲斐荘楠音の世界を観る――越境する「画」業とその「生」
「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性」展(@東京ステーションギャラリー、8月27日まで)
小野沢稔彦
長谷川春子の明確な像が浮かびあがる――春子がクローズアップされている中での出版、既刊の『踊る女と八重桃の花』とあわせて読みたい 尾形明子
軍事化の時代に示す平和研究の到達点――多様な観点から議論するための出発点となり私たちの世代から次の世代につなぐ見取り図 対談 石田淳×黒田俊郎
全世界的な歴史の流れのなかで、原爆の開発と使用を捉え直す――原爆を長い歴史の文脈のなかに位置づけ、放射性物質が発見された時代にまでさかのぼって論じ、科学者のあり方を含めて包括的に捉えた書 繁沢敦子氏インタビュー
モノとしての本を愛する人々――変化し続ける都市ソウルで古書店「不思議の国の古本屋」を営む著者が、絶版本を探す依頼を受け、その本を探している理由や事情を聞き、集めた物語をまとめた本 柳澤宏美
「時代はようやくここまできた」――新たな言葉を生み出し、その言葉に安住することなく言葉を再定義していく営み 土肥いつき
「僕」の半生と、「母」の存在――我々読者は親子の物語の証人となって、親子と社会のこれからを見届ける責務がある 荘島幸子
群集が内包するモダン・ソングの輪廻 マニュエル・ヤン
近年のフィリピン社会の急激な変化を捉えようと試みる――現在と未来のフィリピンを考える有用な論点を提示 山根健至
日本の「モダニズム」建築、そのもうひとつの道筋――「ノンエリート」建築家たちの足跡を照らし出す 田所辰之助
日本製ポスターのメディア史研究における新しい底本の登場――ポスターが美術(史)ではなくビジュアル・メディア(史)の中にあり、その中にあって印刷技術の粋を極めたポスターが社会に影響していった史実を詳らかにする 竹内幸絵
言葉と気持ちの一方通行が生む恋愛の悲喜劇――幻想を抱かれる女性の心理を鋭く描くクッツェーの恋愛小説 渡邊真里
何もかもが不確かな世界で、ありったけの自分を生きる――独自の世界を紡ぎ続けている作家の三冊目の短篇集 楠田純子
ラテンアメリカ政治の待望の教科書――同時代の日本や世界の状況についても注意を喚起し、世界の流れの中にラテンアメリカ政治を位置付ける斬新な試み 浦部浩之
「神輿会」が東京の祭りの熱狂を作り出す――三社祭をはじめとする東京・浅草の祭礼において、神輿を誰が、どのように担いでいるのか、長期間の参与観察をもとに描き出した民俗学の研究書 阿南透
路地裏の散策から世界への跳躍――英語を本当に理解するには、メインストリートを歩くだけではなく、路地の奥まで入り込んで散策し、文化を知る必要がある 玉木史惠
東南アジアや南洋群島へと送り出された青年の「南方雄飛」という夢の顛末――「南方開拓」の実相を読み解くための事例を提供し、複層的な分析を試みる 松永典子
聖地ドゥアニの生成と発展の躍動する動態を生き生きと描き出す――「人はなぜ聖地に引き寄せられるのか?」という聖地信仰について理解するための興味深い一つの事例を提供 花渕馨也








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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