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「この世」と「その世」のあわいとして貫かれるのは、現実と夢のあわいを行きつ戻りつする――滋味溢れる文章の一つひとつに見られるしなやかで誠実な姿勢である 奥間埜乃
長い演劇人生の集大成として書きあげた、緻密な構成の、ずっしりとした手応えの作品――原作の台詞の知的で洒落た味わいをみごとに伝えている 桑原文子
政治力学の真実をついている――400年以上前に書かれた言葉から、21世紀のリアルな暴君のあの姿、この姿が次々と立ち現れてくる 水谷八也
「事典」を超えるために――旅するように、街歩きするように頁を移動していく 鼎談 石田勇治×柳原伸洋×宮崎麻子
長すぎた晩年――学術批評ならぬ学魔批評の独壇場 巽孝之
「精神的歴史家」としての作家のレトリック――アメリカの国家創生言説には「嘆きのレトリック」が織り込まれてきた 中西佳世子
哲学の書であると同時に、強烈な哲学批判の書――自由や自由意志にまつわる形而上学の「化け物」が育たないようにするべく本書は書かれている 植原亮
自己変容としての実践というデリダ哲学のあり方を描く――この書それ自体が、デリダ哲学の研究書であるのみならず、行為する書物 長坂真澄
人新世におけるあらたな実存の書――人間が、非人間的な事物の世界に住みついているということを、魅力的なしかたで描きだす 飯盛元章
生き延びるのだ――過去への愛惜、そして現在に対する肯定と未来への希望 岡嵜郁奈
生そのものへの詩の拡張――詩人としての中尾太一の新たな冒険が賭けられている 野村喜和夫
書くことを大事にした「夢の本」――「巻措く能わざる」一冊 鼎談 林浩平×吉増剛造×小池昌代
男性の育休を阻むといわれてきた「職場の雰囲気」を明らかに――著者自身の育児経験からのリアルな問題意識 巽真理子
戦後日中関係史の謎を解明するジャーナリストの技術――日中国交正常化への佐藤栄作の熱意 神田豊隆
難民の生をめぐる不確実性という根源的条件を照射する――難民として暮らす人々と私たちの間に新たな共同性を築くための思想的一歩 山本達也
日本文学研究者に大きな「宿題」を課す書――〈外地〉の視点で、当時の戦争文学と中国表象に切り込んでいる 中山弘明
小説が創出されて読者に届く仕組み――書誌学的アプローチによって小説をリスト化して提示しつつ、単行本、新聞、雑誌などの出版媒体別に、どのような作品が発表されたか 和田とも美
人々の豊饒な日々の時間を照射――旅は偶然がものを言う 皆川勤
法理論は専門家のパズル解きではない――法理論の実践性という著者の眼差し 郭舜
実在論の新しいディスクール――二〇〇七年の思弁的転回から現在に至る運動の流れを明快に整理する 岩内章太郎








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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