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井上ひさしの劇を私たちの時代に確実に着地させようとしている──歴史的言及と劇読解の研究がバランスよく組み合わされた本格的な研究論文集 永田靖
アウシュヴィッツ以後、悪の問題との格闘の系譜学──新しい悪に応答する人間の、意志の自由をめぐる考察 香芝典宏
「笑うランボー」がたちあらわれる──ただの砂の手紙が、批評の魔法によって変容する 野村喜和夫
デモが高揚した時代は救援運動の時代だった──反原発を牽引した夫・水戸巖の遺志は蘇る 水戸喜世子(聞き手・小嵐九八郎)
複眼的な視角で、日本近現代史の時代像と人物像を浮かび上がらせる──著者の公正で冷静な史観の形成過程がうかがえる良書 古川隆久
読者の知的快感を最高度に刺激する──啄木短歌作品の見慣れぬ姿の連続に目を瞠り、ミステリーにのめり込むような高揚感をもって読者はページを繰ることになる 國中治
外国人の思いこみを一新させる中国映画の総体的な歴史を明らかに──一般に広く観られた映画をベースに、文革以後の歴史を跡づけている 上野昂志
福島県飯舘村で生まれた自家焙煎珈琲店の歩み──原発震災をくぐった店の希望と再生の記録 新庄孝幸
一休さんの少年期の淡い思いを瑞々しく描く──鬼伝説をモチーフにした物語 山井悟
写真をめぐる多様な「経験」を社会関係の中で問い直す──伝統的な写真史と一線を画する視点から写真史料研究を論じる 吉田成
これからを生き延びるための「やさしい知」とは──デザインのアヴァンギャルドの視座とその本質的な価値 影山裕樹
非日常という日常──「文革」の息吹と異邦人の「眼差し」 伊東貴之
沈黙を破れ──原発が廃炉にならない限り、「起承転転」の状態は続く 和合亮一
関係性(共同性)のなかで、絶えず苦悶しながら生き急いだ思想家──丹念に透谷作品に向き合いながら、透谷の内面世界を照射していく 久保隆
「3・11」と「崇高なもの」──人間の倫理に関する著者の信念が提示される 加藤敏
エスノメソドロジーの“難解さ”がもつ正確な意味を味わうけいエスノメソドロジーに対する“通俗的な了解”の一面性を再考するべき 好井裕明
〝朝鮮近代音楽の父〟の生涯に迫る──洪蘭坡は植民地朝鮮に西洋音楽を根づかせ、伝統的な大衆歌謡やジャズに光をあてた 朴燦鎬
描く女/描かれる女──現在を生きる私たち自身の眼差しと戦争の記憶を問いなおす 池内靖子
殺人の動機が「分からない」ことと「無い」ことは同じではない──ドキュメンタリー映画を観るような臨場感があり、読み応えは抜群 濤岡寿子
フロイトは、反復が継続することを望んだのだろうか?──モーセとフロイトの関係という問題を、類書になく深く掘り下げる 新宮一成








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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