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「本人・保護者の選択権」とその変化――特別支援教育の「差異」の状況を財政面や制度面に注目して分析 是永かな子
自己叱責文化を変えるために――「邪魔だ」と殴り殺されたホームレスの女性の人生を忘れることはできない 越智博美
メソポタミアで作られた天地創造神話――原語のアッカド語から翻訳 松村一男
日本の「地方」と性的マイノリティをテーマとする「おそらく初めての研究書」――東北に暮らす性的マイノリティの人々のリアルな声や、そこで積み重ねられてきた性的マイノリティ団体の経験と知恵が、鮮明かつ多角的に描き出されている 林夏生
老年に達した大詩人が実に生き生きと描いた幼い日の世界――少年時代を回顧したタゴールの、読むたびに味わいが増すエッセイ 丹羽京子
「幸せからの脱出路」を求めて――幸せを疑うことなく追求しようとする現代社会を考察 牧野智和
アイヌ民族の権利回復のための学問と「協働」の記録――歴史は誰が主体かが重要なポイントであり、多数派日本人の視点からの「アイヌ史」は本来不可能である 上村英明
文学史上の『狭衣物語』を「物語的なもの」から距離をとる「反物語」として評価――幅広い物語読みの経験に裏打ちされた目を持つ日本文学研究者、鈴木泰恵の二冊目の単著であり遺著 斉藤昭子
森の生物との折り合いをつける保全活動の記録――滋賀県北部、福井県境近くに広がる山門水源の森への愛着、二〇年間の体験で培われた保全活動への自負 宮浦富保
まさにバロック的書物――ヴェール=襞が存在の原理だ 春木有亮
現代の巨大な産業システムを「視界の政治」で考察――隠蔽・隔離と監視に支えられた屠殺場の暗部に迫る 河島基弘
伊波普猷の日琉同祖論を熟考した労作――日琉同祖論をひとつの哲学的体系として原理的に読解しようと試みる 並松信久
クジラ捕りたちの「生きてあること」の意味とは――東日本大震災後の宮城県鮎川における小型捕鯨業の復興再生をめぐる人類学的思索の書 浜口尚
メディア文化論的なアプローチによる最新のドイツロマン主義研究――二〇〇年以上前の「読書革命」期においてシュレーゲルの断章的書記が生成する過程を明らかにした渾身のポスト作家論的考察 胡屋武志
芸術を、自然を、日々の営みを愛するすべての人たちへ――ブリューゲルが「季節画」に描いた人々の行いを十全に理解するのに最適の書 平川佳世
手紙をとおしてみえる愛情と友情――巨匠・バーンスタインの知られざる一エピソードとして、消えてしまったかもしれない交流が日の目をみる 小沼純一
全てが終わり、何も残らない無のまなざしのあとに残るもの――大地主と小作というポルトガルのアレンテージョ地方特有の社会構造を背景に、父と息子の世代を超えたストーリーが展開 上田寿美
経験的現実から真実を抽出する試行錯誤から生まれた奇妙で幻想的でシュールな世界――ドイツの女性作家マリー・ルイーゼ・カシュニッツの短編選 日名淳裕
十七世紀から十八世紀の文化の真諦を明らかに――ヨーロッパ文化芸術全般に関心のある読者に一読を勧めたい刺激的な文化史の本 吉住磨子
「近代の超克」がテーマ――脱近代を標榜しながらも、近代にまで伝わっていた人の繋がりを大切にしている 宮田徹也








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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