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資料の海に溺れかけている人にとっての救世主――もはや欠かすことの出来ない貴重な参考資料である美術展カタログ 谷岡 清
捕えどころのない〈逃げ去る女〉のエクリチュール――プルーストの悦ばしいパスティッシュとして 鈴村和成
賞味期限なき写真をめざして――撮影対象と関わりながら、「完璧な一枚」を追求し続ける クリス・スティール‐パーキンス
『ガロ』、『夜行』の表現世界を継承する漫画・劇画作品のアンソロジー集――内閉的になる作品性と裏腹に、作家たちが表現の共同性を模索していることに注目 久保 隆
作家生活五十年の軌跡と取材の技法とを余すところなく描き出す――自作だけでなく、対話者の証言を残した点でも貴重な記録 矢口進也
ボードリヤールの知られざる超域的世界――ロラン・バルトやエドガール・モランとの親交など、意想外に奥深い仕事の全貌にあらためて注目してほしい 塚原 史
同時代的な危機感を探り、思想の星座をえがく実践――1920、30年代の芸術と政治、文化と社会をポリフォニックに読み解く 米田綱路
追悼・チカップ美恵子:あいえー。あいえーなー。――知里幸恵のように、アイヌ民族芸術家・思想家として永遠に記憶されるだろう 高良 勉
「思想家・折口信夫」の世界が心ゆくまで開陳される――「短歌とは何か」を踏まえてこそ今後の折口研究は存在しえる 藤井貞和
存在の謎をめぐる複眼的思索の軌跡――国内外の作家との出会いが生み出す、新しいベケットの世界 西村和泉
ゆっくりと破綻していく愛を一夜の情景のなかに描き出す――性解放直前のイングランドを舞台に展開する悲劇 久保田知香
旅にいざなわれるような心地よい興奮を覚えさせる――都会では見失われてしまったものをしっかりと受け止める姿勢 前田速夫
冷静な判断知が卓見を導いた、一五〇年も前の異国のルポルタージュ――労働者にとって諸悪の根源となる野放しの過当競争は今なお続く 岩田託子
知多半島の近代化による民俗変容を重厚に叙述する――列島の文化理解に欠かせない半島研究に具体的な視点を示す 小川直之
東方ユダヤ人と「精神の戦場」の記録
二〇〇九年、『ヒロシマ・モナムール』の「小さな歴史」が再び始まった――写真批評と映画批評の棲みわけに、港千尋の新著が動揺を与えることを望む 岡村民夫
ヴィーコ学問論の再構成に挑戦した好著――「理性主義」的学問論に対する学問規準を見いだそうと奮戦 佐々木 力
「来るべき」民主主義の鍵とは――他国を「ならず者国家」と名指して軍事行動を正当化するアメリカ合衆国は「ならず者国家」そのものである 港道 隆
西川俳句はあらゆる読み手に自らの実存の根拠を突きつけてくる――「出会いの絶景」というべき森村誠一と西川徹郎の交友 皆川 燈
文化鎖国ニッポンへの挽歌――遠からぬうちに、日本のマンガもマンガ研究も、鎖国の夢を貪ってはいられなくなるだろう 小川 響








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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