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自然と政治をめぐる壮大な思考――薔薇の匂いのように、無駄なものとして切り捨てられてしまう物事がもつ数値化できない有用性を、いま一度擁護しなければならない 星野真志
「わたしたちは、ここに生きている」――日の当たる場所から疎外された人たちの存在に光を当て、世の中に知らせようとする作家チョ・ヘジン初の小説集 東間小織
嘘や侮辱といった、言語のダークサイドに関する研究を包括的に紹介する意欲作――これからの言語哲学の(そしてそれに影響を受ける哲学全般の)姿がどうなるのかについて、大きな問いを突きつける 和泉悠
〈実存哲学者〉としてのキルケゴールの姿を生き生きと甦らせる――キルケゴールの「実存の思想」とは何だったのかを改めて考えさせてくれる、刺激的な一冊 谷塚巌
幼稚な馴れ合いから脱するための文体と批評――マニアックな脱政治的注釈ではなく、状況への批判として読むべき一冊 岡和田晃
私たちの身の周りを取り囲む「ビデオ」の発展・普及の過程を丁寧に描き出す――人々と映像文化とが切り結ぶ関係性はビデオの登場によってどのように拡大したか 鈴木潤
いかなる「問い」をめざして進むか――レヴィナスに向かって/レヴィナスとともに歩む途 福若眞人
必要な前提として:布団という葛藤を肯定し、その先へ―― 住本麻子
全米図書賞受賞作家がえぐり出す、黒人コミュニティの美しくも過酷な日常――ノンフィクションをしのぐリアリティで目の前の現実を伝えようとする小説 滝野沢友理
いま一度、ドストエフスキイの世界に近接してみたい――ドストエフスキイは、大学受験を控えた予備校生(浪人生)の時機に、読むのが相応しい 皆川勤
歴史学における人権に関する論争や、歴史学と哲学・社会科学の関係の探索へ誘うテキストブック――人権の歴史を概観し、自分で考える参考の一つとして 木山幸輔
チョーサーの生涯とその時代――チョーサー巡礼に同道する読者の良き手引きとなる書 多ヶ谷有子
極めて人間くさい茂吉の「体臭」を描き出す――暖かくも冷徹に茂吉の「人間誌」を直視 中山弘明
ベッドサイドに佇む宗教者の働き――宗教者は「こころのケア」の要員として、患者・家族に寄り添い、そのケアは「死後」も継続していく 大河内大博
繊細かつ正確、しなやかな読解で「声」に応えようとする――ホロコースト文学にかんする優れた読書案内としても読むことができる 安原伸一朗
グローバルな視点と個人個人の多様な革命体験の双方をうまく組み合わせた圧巻の叙述――私たちが生きる今こそ読まれるべき革命史 楠田悠貴
形而上学的な革命を提唱する――デジタル・テクノロジーへの批判的アプローチ 平井智尚
子どもの眼――1973年の絵本が告げる、見ることと想像することの自由 寺村摩耶子
「人」類学にとってのラディカルな提案――読者を巻き込んで進行形で生成する本書の様態こそが、 マルチスピーシーズ的である 山口未花子
なんという呪詛に満ちたモノローグだろう!――なぜオーストリアの作家たちは、鬱屈した批判を展開するのか? 松永美穂








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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